どうも…ショーエイです。
鬼滅の刃 映画版を今頃見ての感想。
ハッキリ言って「良かった」以外
SNS上で言ってはいけない様な作り。
ただ、映画配給会社から
別段お金をもらっている訳では無いので、
率直に言わせてもらいます。
お金貰ってたら知らんけど…
いわば「勝利の価値」を問いかける作品で、
「身を挺して大事を為す」という主体の作品。
ただ、殆どの場面はスルーして見てた。
半分以上寝てた。
海外でも、米国でも好評という話ですが…
どうかな?というのが正直な感想。
話題性で見に行った人多いと思うけど、
多分、そんなに感激するほどの作品では無いという印象です。
あえて日本の品質向上の為に、率直に言わせてもらいます。
①アニメ作品として、ドラッキーな映像が全くない。
日本人にドラッグの話をするのは難しいかもしれませんが、
米国ではマリファナなどが解禁されています。
別段、ドラッグをやって無いと解らない話では無く、
海外で過去に経験した事から、
どういう映像だと面白く見えるのかは解ります。
鬼滅の刃の映像は、悪く言えば「健全過ぎる」2Dだったという事。
日本人には別段違和感のないアニメを映画化したものでも、
ある意味、日本のアニメを知らない人には退屈な作品と言えます。
②原作知らなければ多分、全く意味不明な作品。
登場人物が全て原作の延長線上の登場の仕方。
鬼殺隊がどういう組織で、何故主人公とネズコがそこに居るのか…
上手く演出してないから、知らない人は意味不明で終わる話。
それで…「原作読まないと・・・」
と、言う話なら…海外の一般視聴者は興味なし…
で、終わるだけです。
③格闘シーン…
別段、特別に凄い表現では無かった。
あれのどこが迫力ある映像なのか?
絵で描いてある分、感動するほどのものではない。
現代に求められるのは体現映像。
「早い」とか「見えない」という表現より、
斬られる、殴られるを如何に体現する感じで表現するかです。
結局、意外性のあるエンディング…
サブメインの煉獄が死んでしまい、敵は最終的に逃げてしまった。
そういう中でも大事な仕事為して、
「守り抜く」という事を勝利とした点で文系的な評価を得たのでしょう。
映画版のエンディングはSNSでの評価を気にすれば
「良かった」と言うしかない様な話ですが…
かといって誰もが煉獄の様な生き様を目指すかと言うと、
全く異なる話で…
寧ろ、煉獄みたいな人を求めるだけの感動で終わったと評価したい。
自分が目指す生き様でこの表現が伝わるのなら素敵ですが、
日本人の場合、自衛官に煉獄の様な生き様を求めて、
自分自身には求めようとしないのが問題なのです。
これが理系的評価です。
いわば、主人公ら他が生き残って、
心理上、自己投影がそちらに向けられる形に成る場合、
政治家や自衛官だけでなく、上司であり他人に
煉獄の様な人物を当て填めて考えるだけに成るのです。
自分がそういう煉獄の様な姿勢で生き続ける気が無いのなら、
実は何も伝えたいことが伝わっていない。
煉獄みたいな人が側に居れば良いな…
それで終わる話なら逆に迷惑です。
正直、見た目カッコいいと思わせる死に方で、
自分自身がああいう死に方をしたいと思う表現では無い
と考えれば、どこが名作なのってレベルの評価です。
松田優作のジーパンが「何じゃコリャー!!」と
死んだシーン同様に
ああいう殉職仕方で人生の幕を閉じたいですか?
という話と同じです。
殆ど眠気が差したし…
正直、アニメの鬼滅の刃は久々に面白いと思った。
ネズコの様なキャラ設定も素敵だし。
そういう視点から率直な話…
映画は寧ろ見なくてもいい作品です。