ソシャゲ、MMOの訴訟方法。利用規約の優良誤認表示 | ショーエイのアタックまんがーワン

ショーエイのアタックまんがーワン

タッグチームLiberteenの漫画キャラクター・ショーエイが届ける、笑えるブログ・ショーエイの小言です。宜しくお願いします。

どうも・・・ショーエイです。

今回は優良誤認表示と

ゲーム運営会社が提示する利用規約との関係性です。

 

優良誤認とは

消費者庁のホームページをご参照ください。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/representation_regulation/misleading_representation/

 

まあ、景品表示法で一見景品にしか係らないのではと思いがちですが、実際はサービスにも該当し、サービス面での訴訟も多々あります。

 

優良誤認の他に有利誤認というのも有りますが、

とりあえず今回は優良誤認表示と言う項目で、

ゲームを利用する際の利用規約に照らし合わせます。

 

利用規約の内容は各社によって異なりますが、

基本的にはとても誠実な内容で、

消費者へ安心感を与えるものが多々存在します。

 

企業名は伏せますが、

その一端をまずご紹介します。

プレイする際のマナーについて  

あなたがゲーム内で出会う他のキャラクターは「あなたと同じ人間であること」を忘れないでください。
「XXXX」は、沢山の人々が同じ「ワールド」という世界に接続して楽しむ事の出来る、オンラインゲームです。つまり「XXXX」の世界は、ゲームであると同時に、様々なプレイヤーが利用する公共の場でもあります。

このような公共の場において、他人を不快に感じさせる行為や、他人の目を省みないノーマナー行為は、「重大な規約違反」となります。
現実世界と同じように、マナーやルールを守って「XXXX」をお楽しみください。

 

とても誠実な内容です。

さらに利用規約の禁止事項を読むと、他の会員へ不快感を与える行為は禁止とあり、法律に反するまたは犯罪に該当する行為も禁止などと書かれています。

無論、掲載文章はそれだけでは無く、

「ルールとマナー」として提起した項目の「禁止事項」という所に、

 

ハラスメント(嫌がらせ)行為について 

「XXXX」ではハラスメント行為を禁止しております。
PK行為等についてはシステム上容認しておりますが、特定のプレイヤーに対しての過度な粘着行為はハラスメント行為に当たる場合がありますので、お気を付け下さい。

と、いった文章で、PKと呼ばれる行為に関してはある程度容認しているという内容を記載してたりします。

PK=プレイヤーキル。

他の会員のキャラクターを殺すのは他の会員に不快感を与える禁止行為ではないのか?

まあ、そういう疑問と矛盾が生じる内容に成る訳です。

 

ゲーム仕様の意味=システム上と書かれた意味と同じですが、システム上出来る事はあくまでプログラム上行動として可能なもので、

人間で言えば、人間の行動可能なアクションでは人を殺すことはできるし、その延長線上に戦争がある訳ですが、法律と言う抑止の中で犯罪とさだめて社会秩序を守っているのです。

ゲームの中ではこれは憲法や法令と同様に利用規約および「ルールとマナー」などの項目で定めた話に該当します。

 

とはいえ、やっぱりルール上、PKという行為は容認されている?

 

まず、運営者が利用者の勘違いと同じ観点で

この文章を理解している場合、

その運営は優良誤認表示をした対応に成る点を

本題に合わせて説明します。

 

文章が何を意図して、誰に対して、どの様な内容の事を書いてあるかそこをよく考えて下さい。

「ハラスメント」

ハラスメント=嫌がらせですが、

これを受けたという心情は誰が決めるのか?

それは被害者です。

法律上の見識でも、加害者は勿論、第三者がその度合いを勝手に判断できるものではありません。

無論、量刑に値するか否かは第三者が状況を照らし合わせて判断しても良いモノですが、問題は迂闊な対応するとその判断自体が法律的見識ではハラスメントを幇助した、対応を怠って被害を拡大させたなどの過失発生の問題にもなるものです。

故に安易に運営の権限だから大丈夫という考えは甘いのです。

こうした対応はネット会社によく有りがちで、営利目的で会員擁護する意味で被害者の心情を無視して、規約上守られるべき利益を侵害したという事も主張できます。

 

また、禁止事項として記された文章に成る為、

文章の対象は加害者となる側で、実は被害者の訴えとは関わりのないものです。

いわばPKをするとハラスメントの加害者になるので気を付けて下さい。と、いう文章なわけで、被害者がPKというハラスメント受けたというものに対して、加害者が仕様上=システム上許された行為だからと主張した時点で、本来、一発アウトです。

これはPKとういう迷惑行為に対して、さらに被害者を冒涜する嫌がらせを行ったことに成る訳なので、これは本来は被害者への謝罪を運営は通達せねば成りません。

また、過度な粘着行為という表記。

2回でも十分成立します。

2回立て続けに行為を行えば、被害者が過度と言えば過度です。

何回という策定も難しく、ハラスメントに成りますという文章は説明として適切ですが、ハラスメントに成った時点で加害者は謝罪をして違反から回避する以外は何らかの処分を受けなければ成りません。

 

まあ、現実社会同様なんてこと主張しているの現実社会のケースで言えば、加害者の謝罪または示談によって被害の告訴状を取り下げてもらう様な感じです。

 

規約違反は規約違反で罰するのは当然です。

と、いう考え方で良いのです。

ただし、下に記しますが、そのトラブルの原因は適切に追求しなくては冤罪を生むことにも成ります。

 

通報という行為が発生した場合、その時点でPKをした記録が提示されたらその時点でPKしたプレイヤーは先ず被疑者扱いです。

運営はその被疑者やデータ上から事情を確認し、喧嘩(プレイヤー同士が戦闘)して発生したものなのか、一方的に攻撃して発生したものなのかを判別して、過去に同様の行為で通報があったかなどを検証して直ぐに対応するのがこの規約上に求められる内容に成ります。

ここで、迷惑行為を目的としたグループなどが存在して、その活動を続けているなどの事実が判明した場合、まず不快感行為および迷惑行為への通報を適切に管理していない事が証明されます。

何故ならそのようなギルドは存続できないからです。

 

この時点で優良誤認表示によって実際はその対応能力がないにも関わらず、その様なプレイ環境をアピールして会員獲得とした事実および継続利用する際の信頼性を齎したという事になります。

まあ、退会希望者続出したら損害賠償は破格の金額に成りますわな。

 

更には余りに対応が鈍すぎて酷いと、

権限を悪用したハラスメントも成立します。

いわば不当会員を営利目的で擁護する意思で、

ハラスメント対策を軽んじた結果、

被害者の信頼(利用規約に基づく)と心的外傷(被害によって本来楽しめるべき環境を失った)などの慰謝料請求も可能と成るといえます。

 

心的外傷に関しては、

キャラクターへの擬人行為がそれに該当するかが、

争点となるようですが、

キャラクター自体は傷つきませんが、

プレイしている人は様々な心的ストレスが生じますね。

いわば課金してキャラを育てた環境、

課金しなくとも時間や思い出等と

共に育てた環境から、

そのプレイ環境が迷惑行為発生で

普通に遊ぶことが出来なくなって無駄になってしまう。

いわば規約不履行という運営者側の過失で

環境悪化が懸念される状態。

また、それに伴いそこで培った交友関係が、

環境の悪化によって止めていく人が出てくるなど、

プレイする人間の心理を傷つける状態に成る訳です。

 

これって単なるキャラクターの話で終わる世界だとおもう?

そういう事を理解できない知らない人が、

こういう問題に関わると、

多分、的外れなこと言うのでは思います。

 

ただ、時代の流れで、

こういう環境の変化についてこられない考えは

恥ずかしいという認識が出てきたため、

こういう主張は通りやすくなってきているのは事実です。