希望の党…政局を考えれば妥当だが…印象は弱い | ショーエイのアタックまんがーワン

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タッグチームLiberteenの漫画キャラクター・ショーエイが届ける、笑えるブログ・ショーエイの小言です。宜しくお願いします。

 
どうも…ショーエイです。
民進党がイメージ回復に失敗した点を考えると、
希望の党への合流は妥当な判断に感じます。
 
でも、印象はドタバタ劇場の様な状態が懸念され、
自民党に不満を感じる人が安心して投票できるとは言えません。
 
いわばメディア的なインパクトで、
「単純に安部ちゃんが嫌いという人」は引き込めるでしょうが、
「安部の政治は間違っているという考えの人」には、
今一な感じが残り、結果として投票が割れる可能性があります。
いわば希望の党以外の選択肢を与える状態に成るとも言えます。
 
票が割れることは、票が分散する事になり、
結果、自民党側が得票数を落としても
相手の得票数が分散した結果、当選という状態にもなりかねません。
 
そういう意味で、野党が目指すのは解りやすい二択化が最適です。
 
まあ、どの道日本の政治家の器量は小さいので、
意見の異なる政党同士が調整し合って連立を組むなんて
出来ないのでしょうが…
先ずは焦点を合わせる事から考えて欲しいです。
 
議論できない国であるがゆえに、
野党のままでは、どの道意見は通りません。
与党に成って初めて意見が通ります。
その与党に成るために、大小を含めて連立すると考えれば、
今は意見の離れた話でも、
現状、自民党相手に調整するよりマシと考えられます。
 
そして与党に成った時に、大は小を引き立てて、
議題の賛否を数の優劣で話を進めるのでは無く、
議題不備部分を調整し合う形の議論が出来れば、
自ずと政党イメージは向上します。
 
希望の党が何処まで議論できる技術を有しているか知りませんが、
政治家個々が意見や反論を自由に述べて、
最終的に賛否の問題点を調整し、
派閥的な投票では無く、政治家個々の感性での投票で、
最終的な結論と持っていけば日本は変わると思います。
 
難しいのは派閥を作って自分の票を確保したい人間が
存在する事です。
力関係をダシに議論するから、
一般人にとっていい加減な説明でも通るわけで、
 
派閥なく個々の感性に任せる方法ならば、
言葉の説得力が勝負の決め手に成るため、
最終的に一般人にも十分な説明が付与されます。
 
派閥的な部分の解消は、最大派閥が、
リーダーに媚びずに個々の意見として
賛否を投票で示す姿勢を許容する事で、
無論そのリーダーの意見が否定される場合でも、
勝った負けたでは無く、
説得力が足りなかっただけとう意味で、
全体が意見に対して対等で、
結果に対して寛容になる状態を構築しなければ成りません。
 
リーダーが負けると求心力云々の話を人はよくしますが、
その派閥に所属する人間が、求心力云々の話では無く、
「自由意思の場で、説得力が今回は乏しかっただけ・・・」
と、結果に対してでは無く、
その環境(自由意思による投票)に対して評価する姿勢を貫けば、
自ずと党全体に浸透していきます。
 
こういう環境ならば連立を組んでも大も小も関係なく、
議論が出来ると思えます。
 
ただ、かなりハードルの高い話で、
これが出来れば政治家として「神の領域」というモノです。
 
とりあえず出来る出来ないの話は別として、
その「神の領域」の環境で調整を目指す指針を固めて、
連立を組む姿勢ならば、
一般人が感じる印象も全く別物と成るのではと思います。
 
まあ…小池知事が何処までそういう器量を
示せるかは知りませんが、
男より女の方が勝ち負けに寛容に成れると思ってますので、
やるからには頑張って欲しいです。
 
当方とは憲法観は全く違うみたいなので、
アホと同じレベルに成るようなら見捨てますが…
とりあえずアホ対策で頑張ってくださいという意味です。
 
神の領域での簡単な話…
※神の領域とは理想を実現できて神の領域と言えます。
理想だけは、皆が思い描いているモノです。
 
投票で負けたくないのなら、
投票が確実に確保できるレベルで調整するだけ…
それを利権等を絡めれば派閥のネタに成るだけで、
利権では無く、意見のみを戦わせれば神の領域に近づけます。
 
政治ポストなどの話で妥協を引き出すなんてやり方は、
ビジネスの話で、ポリティカル(政治的)な交渉では有りません。
 
因みに外交的な交渉も、ビジネスとはちょっと違い、
双方がWINWINになる調整が求められます。
逆に、外交の手法でビジネス交渉を考えれば、
より効果的で、ビジネスの手法で外交を考えると非効果的です。
 
その違いはビジネスでは自分が優先的になる交渉が主体となり、
外交では相手も利する点が求められる。
 
トランプマンの保護主義はビジネス主体故に、
自分の権利ばかり主張して、最後は力押しです。
逆にグローバリゼーション的な交渉でTPPの様な場合、
参加国それぞれが相応の利益に成るように調整していきます。
 
時間軸で進展が速いのは前者ですが、
崩れるのが早いのも前者です。
後者は時間が掛かりますが、
それだけ長く活用できるモノに成ります。
 
今が大事な人には早い進展が求められますが、
今の時代を未来の歴史への第一歩と考えれば、
崩れて戦争に発展しないための大事な交渉と位置づけられます。
 
まあ、地球上に住む人間の感性は其々なので、
早く進めるべき部分とじっくり考える部分の調整は大事で、
TPP交渉に関して言えば、調整の済んだものから
ドンドン発行していくようにし、
調整の進まないものは、
じっくり議論する感じが望ましいとも思えます。
 
こういう理想は誰もが感じる事で、
実現すればそれは神の領域で、
国連やEU誕生同様に、歴史的なポイントと言えます。
 
因みに裏読みの話ですが…
改憲勢力拡大のための演出の可能性も有ります。
自民党と希望の党は表面上、反目してますが、
改憲の意識では類似してます。
選挙の後で、自民と希望の党が2/3以上を確保すれば、
改憲議論をいよいよ本格的に出来てしまう。
その為の芝居だったら、まっことどうしようない国に成るでしょうが、
まあ、どの道、自民党が勝っても同じなので、
希望の党に勝たせて分解しやすそうな状態にする方が
得策とも言えます。
ある意味、とりあえず希望の党を利用すると
思って考えても良いかと思います。
 
まあ、そういう状態に成らない事を期待しますが…