【脳を鍛える方法】脳を鍛える習慣と心がけ。脳が活性化しない原因とは
(岩波英知の言葉・知恵袋集)
私たちの脳は、常に新しい刺激を受けないと、すぐ惰性化していきます。
画一的で変化に乏しい日常生活では、脳は新しい活性化を必要としなくなります。
同じ日々のルーチンや単調な刺激では、脳は感じることに鈍感になり、新しいアイデアやインスピレーションを引き出すことができなくなるのです。
いざそういう人が、アイデアを考え出そうとしても、惰性化してしまった脳では、何にも生み出せなくなります。
特に大人になると、脳の惰性化が顕著になります。
子供の頃は、すべてが好奇心の対象で、多様な刺激と感動に満ちており、脳は常に活発に活動していました。
若い頃は新しい知識や経験を積極的に吸収し、刺激を受け続けていました。
しかし、大人になると既知の事柄に固執し、新しい知識や体験を遠ざてしまいます。
保守的になることが悪いわけではありませんが、脳への刺激という意味では、安心で安全な選択ばかりすると、せっかくの能力も経験値も社会的に発揮できなくなります。
さらに、そこに諦めの感情が入ったら、新しいことにチャレンジしなくなります。
「どうせやっても…」「また同じことになる」という悪い達観は、自分の可能性を狭めてしまいます。
これほどもったいない思考はなく、ある意味では自分の冒涜かもしれません。
これは知識の肥大化の弊害であり、理性だけに依存する生活の結果です。
社会人になると理性を使い、うまく世間や社会と調和して生きようとします。
そうなると感動がなくなり、最高の脳への刺激が少なくなります。
さらにストレスがかかると、悪い感覚が上書きされて、昔の良かった頃の感覚も忘れていきます。
もっと恐ろしいことがあります。
そういった『低空飛行』の状態でも、そこから抜け出そうとすることすら、刺激なき惰性化した脳は拒否していきます。
変わることが恐ろしくなります。
不安や恐怖の感情には、どんなに意識を高く持とうとしても、最後は太刀打ちできません。
気力を振り絞ろうとしても、自分を説得できず、低空飛行の自分を選択してしまいます。
自分の意志では、あるい理性の力では、自分を感情も感覚も思考も制御できなくなるということであり、生きづらさを感じていきます。
感動や刺激は脳にとって非常に重要な栄養源です。
一度惰性化した脳を自ら奮い立たせることはとても難しいです。
結局、現状維持を脳が選択してしまうからです。
あまり嬉しくない状況でも、変化するために使うエネルギーを考えたら、まだ『よく知っている世界』を選んでしまうのです。
脳の惰性化は、それが安心で安全の世界で、幸せに暮らせるならばあれこれいうことはないですが、ひどく生きづらい状況ですら、悪い方向を選択してしまいます。
そうならないために、脳を刺激することです。
リスクを自分で感じることに主体的にチャレンジしてみたり、これまで諦めていたことに果敢に立ち向かってください。
一昨日や昨日と同じ景色を見ないことです。
同じ空気を吸わないで、自分にとって新しい色、空気、情景を求めて行動してください。
それをやらないと感情が枯渇していきます。
いい感情や沸き立つ感情が乏しくなり、ストレスだけを感じます。
もっといくと、憂鬱や不安感、緊張感だけを味わい、いい感覚を脳が忘れ去ってしまいます。
(そんな脳でも昔の感覚は決して忘れていないため、意識が変容した退行状態に入れば取り戻せますが)
新しい体験や知識を求め、感動を感じることが重要です。
理性だけに頼る生活は、感情の枯渇と創造性の低下を招き、自分自身を見失っていきます。
自分との関係性がひどく悪くなります。
今の自分は、どこかで無理をしていないか、自分に嘘をついていないか、本能や感情を置き去りにして生きていないか、そこを考えてみてください。
最近感動をしているか、脳に刺激を受けているのか、冒険をしているのか、新しいことをやっていない状態ではないか、自己分析をしてください。
自分の脳が惰性化しているかどうかがわかります。
日常に満足せず、新しい刺激を求めることにより、脳は再び活動的になります。
高い目標設定や人生の青写真(自分は本当に何がしたいか、それを実現させるために何をすべきか)を描いてください。
自らリスクを感じることに飛び込んだり、新しい知識や体験に触れたり、新しい人間関係を構築することで、脳は新しいアイデアを生み出し、創造的な思考を促進します。
何より感情が揺り動き、生きていて幸せ、楽しい、嬉しい、快感だという感覚に浸れるようになります。
私の脳覚醒誘導法は、何百通りもの異なるアプローチで、脳内にダイレクトに刺激を与えられます。
毎回異なる感覚体験ができたり、感覚の質が深まっていったり、新しい刺激と体感が待っています。
脳覚醒の状態は一様ではなく、深さと広がりを持っています。
そちらの面でも必ず力になることができますが、日常から今回言ってきたように、自分でも脳に刺激を与える活動をしてみてください。
脳が惰性化して、変化を恐れるようになったら、そのままズルズルと低空飛行どころか不時着していきます。
まだまだ間に合います。
岩波英知:このブログの発言者について
Dream Art Laboratory代表であり、栃木県宇都宮市に1946年に生まれる。
岩波英知氏は「脳の魔術師」として知られる心理脳内コンサルタントであり、脳内と無意識情動領域の分野での独自の研究と革新的な技術で注目されています。
岩波は、人間の脳が秘める無限の可能性を探求する過程で、これまでにない脳覚醒トランス技術を開発しました。
その誘導技術を駆使した各種心理脳内セッションは、その体感効果と革新性から「他に並ぶものがない」「世界一」との声が上がっています。
この評価は、多数のクライアントが衝撃的な体験を求め、日本全国はもちろん、海外からも訪れることからも明らかです。
しかし、岩波の影響力は誘導施術面だけに留まらず、その独自の哲学や独特の視点が、多くの人々に新しい考え方や変化を提供しています。
東京や大阪で心理脳内セッションを開催
岩波英知の言葉・知恵袋集はこちらにも多数掲載されています