自分の理性や知恵が人間関係の構築を阻み、他者評価を下げてしまう原因になっている
私たちの内面は、自分の過剰な理性や、知恵が回りすぎてしまうことによって抑制されがちです。
これが自分の感情の火を消してしまうことになり、感覚を鈍らせていき、他者からの評価が上がらなくなっていく原因となります。
理性や知恵は大事なことを前提でいいますが、それらが過剰すぎ、あるいは頼りすぎてしまうと、本当の自分を隠してしまい、魅力を損なわせてしまいます。
「頭がいいけれど…」「いい人だけど…」「何を考えているのかわからない」「あなたには自分がない」「なにか惜しい」
こんなニュアンスの言葉を言われた経験はありませんか?
人間関係が上手く流れなかったり、構築するのが難しかったり、仕事関係でも相手からなぜか信用されない、職場でも認められにくいという問題が起きやすいわけです。
ならば、思い切って自己を全面に出し、ありのままの自分を受け入れ、飾り立てずに接してみて下さい。
これが身についたら、人生が大きく花開くし、自分が好きになっていきます。
もちろん他者評価も上がります。
自分をさらけ出したらヤバイんじゃ? そう思うかもしれませんが、意外にも周囲から魅力的に見られるようになります。
何よりも自分が一番楽です。
他人の反応に一喜一憂することがなくなり、自然体でいられます。
これまで自己を隠して生きてきたことが、多くの悩みの根源になっていることも少なくありません。
自分の感情を抑圧し、気持ちを押し殺し、他人に合わせてきた人は、その割に報われていない…
だからストレスが酷くなるし、それを抑圧するし、ますますがんじがらめになってしまう。
いい人間関係を望みながら、どうしてもできない自分へのジレンマ
悩みの多い人は、しばしば他人からどう見られるかを過度に気にし、感情を素直に表現することができません。
常に心に余裕がないわけです。
これは、感情を抑制するように教えられた育ち方が原因かもしれません。
だから、自分のせいではないのだけど、これを続けることはストレスを溜め続け、人間関係や仕事もうまくいかなくなり、結局自分が被害を被ってしまいます。
しまいには自分の感情がわからなくなったり、生きている実感がなくなったり、ストレスに弱くなっていきます。
でも、これからはそんな自己制限を捨て去ろう!
あなたはあなたのままでよくて、変に格好つけることも、守る必要もありません。
もし自分をさらけ出して攻撃する奴、笑う奴がいたとしても、そいつは大した人間ではありません。
嫉妬心があったり、自分が満たされないからこそ、そういう反応をしているわけで、要はうらやましいわけです。
10人の人がいたら、全員に気に入られることはありえないし、1人は嫌ってくる人間もいる。
そんなものは当たり前だし、結局のところ「自分がどうしたいのか」ということです。
嫌ってくる余裕のない人間にだけ全神経とエネルギーを投入するのか?
それとも自分がやりたいことをやって、主体的に動いていくだけか?
そう考えた時、自分を守ることなく、素のまま突き進んでいけばいいだけです。
相手側の心理状態とは
人間はみんな言葉には出さなくても、感情の交流を求めています。
といっても大げさなものではなく、小さな感情と感情の触れ合いがあるだけで満足です。
自分の素を見せない人はそれをシャットアウトしているわけだから、警戒心を持たれます。
自分の感情と感覚を相手に伝えることで、逆に相手は安心感を持ちます。
こそが、コミュニケーションの鍵であり、人間関係を深めてくれる秘訣です。
努力なしに勝手に人間関係が成立します。
自分の素を見せないようにしながら、人間関係を深めることは不可能に近く、努力の割に、上手くいかないジレンマに陥ります。
最初は違和感があるし、怖いかもしれませんが、自分をさらけ出せば、相手はあなたを信頼し始めます。
私たちは、いかに見られるか、よく思われるかということよりも、自分の感情や思い、素を素直に表現することに重点を置くべきだと思います。
会話の技術だけを磨くのではなく、本当の自分を見せることこそが、人間関係を豊かにするコツであり、最高のテクニックです。
相手はあなたの会話力を求めているのではなく、あなたの素と感覚と感情を知りたいわけです。
それだけで人間関係は成立してしまうとてもシンプルな構図を持っています。
いきなり素を見せることは難しくても、自分が素を見せた瞬間、相手がいい反応を見せたら、そこから学べるはずです。
それを少しずつ気づいていくことで、負のスパイラルが断ち切られ、人間関係も仕事も人生もうまく回るようになっていきます。
自分の素をさらけ出し、本当の自分を見つける第一歩にするべきこと
まず考えないことです。
理性を使うと「言わないほうがいいかな』「恥ずかしいかな」「どう思われるかな」という思考になり、結局自分を押し殺します。
考えないで行動することを心がけて下さい。
そして、自分の感情や思いを素直に表現する、そこを複雑化させないことです。
さらに小さな小さな自己主張をしましょう。
最初から大きな強い自己主張はせず、ほんの小さな自分の思いや意見を伝えて下さい。
それだけでも、相手はあなたの素を認識し、心を逆に許してくれます。
また、非言語的なコミュニケーションも必要で、笑顔や声のトーンを作り、「あなたのことは認めています、受け入れています」という思い(それは演技でも)を表しましょう。
相手は自分の承認欲求を満たしてくれる人を求めています。
あなたがそれを満たしてあげるだけで、今度は自分の感情や素を相手にさらけ出しても問題ない雰囲気が作られます。
あとはありのままの自分でいればいいだけです。
他にも、ずっと蓄積してきた抑圧やストレスを心の奥底から解放していったり、なぜ自分を出せない人生になってしまったのか、勝手に自分を制限せざるを得ないのかのルーツを分析し、整理していくことも必要ですが、まずは自分でできることをやってみて下さい。
それだけでも、人間関係の風向きが変わってきますよ。
岩波英知:このブログの発言者について
Dream Art Laboratory代表であり、栃木県宇都宮市に1946年に生まれる。
岩波英知氏は「脳の魔術師」として知られる心理脳内コンサルタントであり、脳内と無意識情動領域の分野での独自の研究と革新的な技術で注目されています。
岩波は、人間の脳が秘める無限の可能性を探求する過程で、これまでにない脳覚醒トランス技術を開発しました。
その誘導技術を駆使した各種心理脳内セッションは、その体感効果と革新性から「他に並ぶものがない」「世界一」との声が上がっています。
この評価は、多数のクライアントが衝撃的な体験を求め、日本全国はもちろん、海外からも訪れることからも明らかです。
しかし、岩波の影響力は誘導施術面だけに留まらず、その独自の哲学や独特の視点が、多くの人々に新しい考え方や変化を提供しています。
東京や大阪で心理脳内セッションを開催