長谷川修一「旧約聖書の謎」から | さかえの読書日記

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琴線に触れたことを残す備忘録です。

「旧約聖書は39の小さな書物で構成されている。この39の書物は『律法』、『預言者』、『諸書』の三つの分類される。一方、新約聖書は27の小さな書物からなり、『福音書』、『歴史書』、『書簡』、『黙示文学』の四つに大別することができる。旧約聖書には古代のイスラエルの民の歴史と信仰が綴られ、新約聖書が主に扱っているのはイエスの生涯・宣教とイエスへの信仰である。」


「旧約、新約、という言葉はキリスト教徒がつけた呼びかただ。『旧約』というのは『古い契約』のことで、神と神が選んだ民とされる古代イスラエル民族の間に結ばれたものである。キリスト教の信仰では、この古い契約を無効にし、神と人とがイエスを仲介者として『新しい契約』に入ったとされる。これが『新約』である。」


 久しぶりに聖書の世界へ、あらためて基本的な事項の整理