佐藤優「サバイバル宗教論」から | さかえの読書日記

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琴線に触れたことを残す備忘録です。

「ラテン語で『コルプス・クリスチアヌム』という概念がある。『キリストの体』、あるいは、『キリスト教共同体』などと訳すが、西ヨーロッパをつくっている根本原理である。ユダヤ・キリスト教の一神教の原理、ギリシャ古典哲学の原理、ローマ法の原理、この三つのものが合わさって一つの文化をつくっていて、この体系は中世に確立した。これは近代になって世俗化しているが、いまだ続いている。つまり、EUやNATOというのは、基本的には、この三つの価値観によって結び付けられている有機体である。」


 とりあえずメモをして残しておく。