[聖書ものがたり(メシアの復活)」から | さかえの読書日記

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琴線に触れたことを残す備忘録です。

「イエスが十字架上で悲惨な死を遂げたのは、ニサンの月15日(紀元30年4月7日)の金曜日であった。もしイエスがそのまま墓の中で朽ち果てていたとしたら、新約聖書が書かれることも、キリスト教が世界に広まることもなかった。」


「二人のサンヘドリンの議員が、イエスの遺体を引き取り、刑場のそばにある墓に入れたのである。一人はニコデモであるが、もう一人はアリマタヤのヨセフという非常に尊敬されたいる指導者であった。」


「地にひれ伏す婦人たちの頭上に、天来のメロディーのような天使のことばが降ったきた。『あなた方は、なぜ生きている方を、死人の中に捜しているのか。主イエスはもう墓の中にはおられない。復活されたからである。ガリラヤにいた頃、主イエスの話されたことを思い出すのだ。主は何度もこう話しておられたではないか。《人の子は必ず罪人たちの手に引き渡され、十字架に付けられる。しかし、三日目に甦る。預言者たちが予言していた通りのことが起こる。預言は必ず成就する。》」


「さあ、帰って弟子たちに伝えるのだ。主イエスは甦られ、墓にはおられない、とな。そして、直ちにエルサレムを去ってガリラヤに向かうように言うのだ。主イエスはあなた方より先にガリラヤに行き、そこで待っておられる。」


 物語も終わりに近づいてきた。