「聖書ものがたり(メシアの巻)」から | さかえの読書日記

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琴線に触れたことを残す備忘録です。

「マリアよ、恐れることはない。あなたは身ごもって男の子を産むであろう。天使はさらに続けて言う。名をイエスと付けよ。その子は偉大な人となり、やがて『いと高き方の子』といわれるようになる。」


「どうしてそんなことが起こり得ましょうか。私はまだ、男の人を知りませんのに。モーセの律法は、婚約期間中に妊娠した女は、石打によって殺されなければならないと教えている。私は、殺されても当然の立場に自分を置くことになる。それでもいいのか。」


「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。それゆえ、生まれてくる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。神にとって不可能なことは一つもないのだ。」


「人類の歴史上、男女の結婚関係を経ずに誕生した者は、二人、アダムとエバ。エバは、アダムのあばら骨をとって造られた。そして、三人目は、イエスである。イエスはマリアの卵子をとって造られたのだ。それは、聖霊の業である。ヤハウェは、天地創造の神である」


 受胎告知の場面である。