「聖書ものがたり」から | さかえの読書日記

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琴線に触れたことを残す備忘録です。

「ダビデ王国の統治形態は、ヤハウェという絶対権威によって任命を受けた三つの機関が存在していた。王、祭司、預言者のそれである。王の役割は、政治的指導者、国家元首としてのそれである。祭司の役割は、ヤハウェと契約の民の間に立って、礼拝にかかわる一切の祭儀を行うこと。預言者の役割は、モーセの律法から逸脱して民にヤハウェのメッセージを伝え、本来の道に彼らを戻すことである。ヤハウェによる三権分立である。」


「ヤハウェがダビデに約束した内容(ダビデ契約)は、

一 ダビデの息子の一人が、ダビデの後に王座を確立する。

二 その息子が、神殿を建設するようになる。

三 その息子が罪を犯すなら、ヤハウェは彼を罰するが、サウルの場 

 合のように、彼を王座から退けることはしない。

四 メシアはダビデの家系からでる。

五 メシアとその王国は永久に確立される。

ダビデ契約は、アブラハムからイエスにいたるまでの道程に立てられた、巨大な道標である。」


 登場人物が次から次へと現れ物語が展開する。