「聖書ものがたり」から | さかえの読書日記

さかえの読書日記

琴線に触れたことを残す備忘録です。

「聖書の中では、『契約の食事』という概念が明確に教えられている。新約聖書に入ると、イエス・キリストの最後の晩餐が出てくる。いわずと知れた、イエスが弟子たちを集めて行った最後の食事である。これも、契約の食事として理解するなら、その意味が非常に鮮明になってくる。その食事は、新しい契約、、つまり、新約締結のための食事なのである。」


「ヤハウェは再びヤコブに現れ、彼を祝福した。『あなたの名はヤコブであるが、これからは、もうヤコブと呼んではならない。あなたの名は、イスラエルである。』ヤボクの渡しで告げられたヤコブの改名が、ここで再び繰り返されている。これは、この改名の事実の重さを教えるためである。イスラエル人という呼び方がヤコブから始まったというのは、このことである。イスラエルから、一つの国民(イスラエルの民)が出るようになる。」


 日本人に贈る聖書ものがたりの「族長たちの巻」も、まもなく終わるが、いまだ群盲象を評すようだ。聖書ものがたりは、全8巻だからまだ始まったばかりか。