小島直記「スキな人キライな奴」から | さかえの読書日記

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琴線に触れたことを残す備忘録です。

「人は威張るから心服するのではない。心服しているから、どんなに威張ってもついてくるのである。」


「人間の値打ちというものは、肩書き、知名度、社会的地位、定説、世評などとは、別の尺度で見なければならない。」


「尊敬する人がなくなった時、その人の進歩は止まる。尊敬する対象が年とともにはっきりしてくるようでなければ、真の大成は期し難い。」


「人間は進歩か退歩かのいずれかであって、その中間はない。現状維持と思うのは、実は退歩している証拠である。」


「人間の生き方には、どこかすさまじい趣がなくてはならぬ。」


 小島直記の人物評もおもしろい。森信三、安岡正篤などもある。