音楽を始めて45年。
プロになって30年間やってきた私ですが、
いやはや、仏道の修行とは、
なんと音楽と似ていることか
実際に修行が始まってみて、
思うのは・・・
まるで楽曲解釈して
弾きこんで行く過程と
ほぼ同じだと言うことです
もちろん一番重要なのは、
心のあり方や感情の持ち方、
イメージをどう持つか・・・ですが、
曲の背景や構成を理解したり、
パッセージを繰り返し練習して、
いかに流暢な流れを作るかまで、
なんと、なんと・・・
その過程が同じなんですっっ
真言を繰り返し唱えるのも、
音楽の世界で考えれば、
それは当然のことですし、
「真言 1000回唱える」
と書かれていて、
最初はびっくりしましたが、
やっていく間に
自分の心の動きが見えてきて、
さらにだんだん無の境地に入っていき、
しかしながら
もう一人の自分がみているという感覚も、
音楽の世界でたくさん味わってきた
ア・レ
と同じなんです
現在は音楽で言うと、
ベートーベンソナタの1曲目の
楽曲解釈が終わって、
少しずつ音出しを始めたくらいの
よちよち歩き状態ですが、
なんだか、
どの世界も
極めていくのは
同じ道のりなんだな
と思います。
そういえば音楽家時代、
私はプロのアスリートの言動を
音楽の参考にしていましたね。
F1レーサーの言葉なんか、
すっごく音楽をやる上で
ためになりました。
スピードの壁を超えたところを
経験した人が言う言葉は、
普通の人とはまるで違いますから
まあ、こんなこと考えながら
四度加行やっている人も
珍しいと思いますが
修行とは
道を極める者にとって
どんな道であれ
最終地点は同じなのだと
改めて思います。
最高最善