![]() | USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 1,512円 Amazon |
世の中には「マーケティング」と
名がつく書籍が溢れている。
強引に分類すると、
(1)学術的なもの
(2)フレームワークを集積したもの、
(3)「●●マーケティング」というように何かが組み合わさったもの
(4)具体的な会社やサービスなどのエピソードで解説したもの
学術的なものは本質を捉えるためには必要だが、
実際に現場で活用するには距離があるし、
読み込むには骨が折れる。
フレームワーク系は、
勉強した気にはなるが、
実際には使わないことが多い。
●●マーケティングは、
マーケティング自体の定義が曖昧で、
実際にはマーケティングの本でないことも多い。
具体的エピソードは、
ストーリーとして面白い本もあるが、
マーケティングとしては後付けだったり、
単なる情熱的な営業本であるも多い。
つまり、現実の企業で使われている
活きたマーケティングを体系化しながら
学べる書籍はなかなか少ないというのが所感である。
その点、本書は、
具体例がUSJという誰もが知る
テーマパークであるため分かりやすく、
且つ、著者が現役のマーケーターのように、
実際に現場でマーケティングが使われており、
マーケティング本としても体系的に整理されている、
珍しいくらいの良書に該当する。
マーケティング思考自体、
「論理的思考→戦略的思考→マーケティング思考」
と整理できるように、論理的思考を前提にしており、
ロジカルシンキング本のエッセンスも併せて抽出できる。
日本企業において、
本格的なマーケティングを実施している
企業は少ないと本書でも触れているが、
それでも、確実に増えていると感じるし、
デジタル/Webのカウンター部署も、
マーケティング系であることは珍しくない。
その場合、
マーケティングの考え方、
整理の仕方、現場で使われてる用語等を
体系的に習得することは極めて有益であると思う。
本書第5章以降はキャリア論になるため、
好みの分かれるところだが、
1章~4章を教科書として推奨したい。
