管理職のジレンマ | Webディレクターの生活

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Webディレクターがデジタルの在り方を考えるブログ。

管理職はプレイヤーを兼務してはならないと
一般的に言われるが、その通りだと思う。

マネジメント業務は片手間でできるほど
容易なものでないからだ。

しかし、
業界、職種にもよるだろうが、
変化の多い業界は、管理職が、
自らプレイヤー要素を排除してしまうと、
次第に魅力が減退し、
誰からもリスペクトされなくなり、
必要とされなくなる(悲)。

彼らは、それに気づかずに、
自らは仕事ができる人間と思い込み、
過去の実績話を披露するが、それは一般論だったり、
情報として古かったり、求める解とズレが生じていく。

そんな人は、
クライアントに呼ばれる人ではないし、
連れていける人でもない。

残念ながら、
デジタルに関わる世界においても、
油断してしまい化石化した管理職は
少なくない。

余程、仕組みが整っている大企業なら分からないが、
30-40代で化石化してしまった管理職たちは、
その後の人生を年収を下げずに過ごせるとは
とても思えない…。


★30%以上は新しいことに時間を使う★

とはいえ、
冒頭の管理職である。

部下に権限移譲を進め、
組織作りや育成やフォロー、
一通りカバーしていると、
自分の時間など、簡単に作れるわけでもないし、
管理、監督、確認することで時間が埋まっていく。

そんな状態で、
プレイヤーとして奔走しようものなら、
マネジメントの放棄に等しい。

私はそれでも30%以上は、
昨日とは異なる仕事、
新しい価値を生む思考や
試みに時間を使うよう、
自らにルールを課している。

オペレーションや
誰でもできる仕事は、
意識的に自らで抱えず、
時には上司権限を使いながら、
周りを巻き込む。

自ら確保した時間と
格闘することが、
明日の組織の力になり、
自らにおいても最大の防衛策に
なると信じている。

さてその結果やいかに。
それは自ら証明するしかない。