「壊れた脳 生存する知」を再読した。

 

 

ちょいと機会があって、

 

山田規畝子(やまだきくこ)さんの「壊れた脳 生存する知」を久しぶりに読み返した。

 

山田さんは3度の脳出血で重い脳障害を抱えた外科医。

(山田さんの著者はいくつか続編もあります…)

 

その山田さんの本。

 

実は、僕に一番希望を持たせてくれた本。

 

もちろん当時は本を読むことができなかったので家内に読んでもらいました。

 

 

とても印象に残っていた山田さんの言葉…。。

 

第6章218ページに書かれている一文をそのまま掲載させていただきます。

 

「今年のあなたは、今とは違う人。再来年のあなたは、もとのあなたにとても近い人・・」

 

脳を使うとまずその細胞は、活動の燃料というべき糖分と酸素を渇望する。

 

これがどのようなサインとして新しい脳細胞を形成するきっかけになってくのかわからないが、脳は使えば使うほど故障部分を修復し、新たな細胞を形成し、発達するものらしい。

 

お医者さんらしい…。

 

さらに言う・・

 

再発のないように暮らしていけば「一病息災」で、時間が必ず味方してくれる。

 

時間と脳を使いたいという刺激がそろえば、多かれ少なかれ回復が望める・・

 

 

改めて、

 

山田さんの本を再読して、、

 

一番最初に感じたこと・・・。

 

まず医者として、著者として大いに敬意を感じます。

 

読み返した5〜6年経った今、

 

文章的に少し、読みずらい? 書籍編集のまとめ方?

 

僕と同じように(高次脳機能障がい)的なくどさや、独特な表現力を感じました…?

 

奥付けに書かれているのを見ると、

 

刊行された後、大幅に増補・加筆されているよう…。

 

「壊れた脳」であるがゆえに・・

(そのバイタリティに凄さを感じるが…)

 

うまく言い表せませんが・・

 

「正直さ」を感じることができます。

 

(病気であったから真実味があるとも言える…)

 

山田さんの本と文章は勇気を出させてくれるし、

 

何か、諦めない人にとって素晴らしい本だと思います。

 

 

もう一つ思ったこと。

以前読んだ本を読み返すことって・・

 

また違った自分に出会うって言うこと・・。

 

ニコニコ

 

『起きたの?「寝太郎日記」ー7年目』

 

春の国分寺殿ヶ谷戸庭園

 

 

2ヶ月に一回ほど定期的に園内を見て歩きます。

(季節ごとに変わる様を楽しんでいます・・)

 

今日は、国分寺崖線内の中間地点の坂道を描きます。

 

庭園は一周ぐるっと回って30〜40分程度。

 

でも、坂道が多いです(笑)

 

急坂を登る姿を人生に例えることってよくありますねー…

 

(団体さん達が坂を一列で下りていく光景も面白い…)

 

 

この地点は、僕がとても好きな場所でよく写真を撮っています。

 

見上げる急坂を登っているときに

 

遠くに浮かぶ空が動いていて綺麗…。

 

新緑が眩しい、木々の影のコントラストも綺麗…。

 

それらを描こうと思いましたが、

 

やや描き込み過ぎました・・🙁

 

 

 

描き込み過ぎず、自然な絵を描きたい。

 

たま〜に上手く行くこともありますが、

 

まだまだ楽しく、じっくり描き続けていきます。

 

 

 

先ほど書いたのは、

 

「徳川家康の遺訓の言葉」

 

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。

 

不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。

 

堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。

 

勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。

 

おのれを責めて人をせむるな。

 

及ばざるは過ぎたるよりまされり。

 

 

我が身を思うと、、

 

今まで、明らかに急いで生きてきたとおもいます・・

 

いつも意識していこう・・・

 

『起きたの?「寝太郎日記」ー7年目』

 

やっぱりなあ・・?

 

 

夕食後なにげに今日のニュースを見ていると、

 

突然見たことがある病院が出てきた…

 

桑子さん(NHKの女性アナウンサー)が話しだす。

 

『いま東京などの都市部で、病院の閉鎖や休止が相次いでいます』

 

『取材から見えてきた「必要な医療を頑張るほどに赤字」になる理由とは…』

 

ヘリ空撮された吉祥寺南病院の外観。

6月2日に放送されたNHK「クローズアップ現代」

 

僕は、その東京の吉祥寺南病院のそばに長らく住んでいました。

 

もちろん診療を受けたこともありました…

 

ただ、どちらかと言えばあまり評判が良くありませんでした。地元の人からも聞いたことがあった…

 

(実際に治療を受けた話はちょっと関係ないので後日にします…)

 

で、突然なくなった吉祥寺南病院は、

 

他の医療法人に代わって老朽化した建て替えも含めて3年かかるが再開されると言われています…。

 

 

僕が約8年前に脳出血で運ばれたのは

市外(三鷹市)の救急センターである杏林大学病院…

 

退院後4ヶ月、自宅に戻るときに

 

近くに脳神経外科が少なかった。

(選択肢がなかったと言える)

 

吉祥寺(武蔵野市)は刺激的で面白い街、

便利な街だと思っていましたが・・・結局引越ししました。

 

(家内も消化器系の病気もあって決めました…)

 

 

でも、

 

どの地域も、、

 

病院の閉鎖や休止する恐れがあると思います…!!

 

高齢化、人件費、物価高…

 

病院経営の採算が合わない…

 

医療従事者が減っていく…

 

 

本当に社会問題ですね〜。

少しずつ改善されていくしかないかなぁ……😮‍💨

 

吉祥寺井の頭公園・水彩画

 

 

今は、

薄描きの水彩画練習を続けています。

少し大きめ制作途中(8号程度)・・国分寺殿ヶ谷戸庭園

 

『起きたの?「寝太郎日記」ー7年目』

 

「浮世絵現代」&「蔦屋重三郎」展

 

 

先週、平日に行ってきました

 

チケットを頂いたのでそれぞれの展覧会に行きました。(上野の国立博物館)

 

最初に「蔦屋重三郎」展覧会。

 

驚くほどの入場者数・・

 

さすがに大河ドラマの影響があると思える。

 

人気のある版画には3重、4重の人の波!

 

しかも場内は薄暗い

 

(演出なのか…)

 

展示品自体照明がそれなりにされていますが、

 

少し歩きにくかった…見にくかった…

 

 

そもそも、浮世絵版画は「浮世、世相」を表したもの・・

 

漫画みたいな出版物だった・・

 

あそこまで芸術品のような扱いはどうか…?

 

ここで言うのを止めます…すみませんでした。

 

とにかく間違いなく盛況!・・NHKすごっ。

 

と言うことで、滞在時間15分ほど…(笑)

 

 

 

 

僕は急足で

 

「浮世絵現代」の展覧会へ

 

入場するなり明るいのでホッとした。

 

混雑も少なかった。

 

そして入場間も無くいきなり楳図かずお先生の作品が(3作品)、

 

なんか感慨深い・・

 

 

 

 

本展は、現代浮世絵版画に焦点当てていいるのも面白い。

 

内外作家の変遷も面白い。

 

ある意味「版画」は一点物ではない。つまり複製だと言える。

 

でも、繊細に作り上げられた伝統木版は、

 

気に入った作家の作品を手に入れることができる。(安価で購入できる)

 

だから江戸時代の役者絵とか名所絵とかが人気だったと思います。

 

 

いろんな見所はあると思いますが、

 

木版画の制作途中、板木など技術面でも知的好奇心的に面白いと思いました。

 

 

最後に、会場の東京国立博物館「表慶館」の建造物自体もカッコいい。

明治41年(1908)に竣工した「表慶館」は、

皇太子時代の大正天皇の御成婚を祝う意味で名付けられたらしい。

 

 

「浮世絵現代」の展覧会は以下の通り。

会期/2025年4月22日(火)〜6月15日(日)

会場/東京国立博物館 表慶館

 

 

ぐわし!!

絵師・楳図先生ありがとうございました・・

 

昔描いていただいた色紙・・

 

『起きたの?「寝太郎日記」ー7年目』

 

自分へのお手紙・・(2)

 

年に2回ぐらい自分に宛てた手紙を書いています。

 

▶︎一つに自分自身の健康状態の確認。

 

もう一つは

 

▶︎僕のような病気をしたその後を伝え続けること。

 

小さな発信だけど、

 

意義はあるのかと続けています…。

 

 

僕は2017年11月に脳出血で杏林大学病院の脳卒中センターに運ばれました。

翌年春ごろ自宅に帰りました。

 

(今更ながら…)

 

曲がりなりに読んだり書いたり話したりするまで3〜4年かかりました。

 

そこから、ブログを書き始めたのが2021年の春頃。

 

ブログを始めるにあたって、

 

一番伝えたいことは、

 

僕と同じような病気、リハビリに関しての情報を(互いに)知りたいと言う思いで始めました。

 

当時は失語症とか高次脳機能障がいの情報が少なかったように思います。

(もちろん今も有益な情報が少ないかも…。継続的な情報も少ないかも…。)

 

そんな意味を込めて今もブログ更新しますが、

 

あくまでも人は千差万別ということで・・

 

以下参考まで。

 

 

今回も自分自身の状況を、何かと参考になるかと思い箇条書きで記録します。

 

▶︎体調など

 

・ほぼ毎日3キロ程度速歩で歩いています(午前中)。

・足腰の柔軟ストレッチも欠かさずやっています(特に股関節のストレッチを重点にやっています)。

・睡眠はトータルで約7時間取れていますが、深夜1〜2時間起きてしまいます(その時は気にせずYouTubeを見ている間に寝てしまいます…。)

 

・食生活でもっとも気をつけていることは午前中や昼間にタンパク質等を多く摂って夜は軽い食事にしています(麺類、お米なら半膳)。夜7時以降は何も摂らない。おかげで胃腸の調子はすごくいい。

・飲酒は一切やめました。

・現在体重68〜69(身長170)いつも増減注意しています。

・午後は絵や陶芸、ブログなどの仕事?をして18時には終えます。ほぼテレビは見ずラジオ聴いています。

・基本的に絶対無理しないことを誓って生活しています。

 

▶︎今飲んでいる薬

 

・アムロジピン(高血圧症治療薬。夏場だけ少ない容量2.5ミリを飲んでいます)

・ナフトピジル、アボルブカプセル(両方とも前立腺肥大を抑える薬)

・3年以上前よりネキシウム(胃酸抑制剤)をやめました。

・イーケプラ(500m×2回、抗痙攣薬(てんかん薬))

 

一時、昨年の夏ごろに(半量250m)にしてもらいましたが、再度の痙攣。😢

僕のように症候制てんかん(脳卒中から起こる病気)は予防のために抗痙攣薬を飲んでおくべきだと改めてわかりました。

以前のような副作用(立ちくらみ、めまい、ひどい眠気)も慣れたのか、解消されました(今のところ…)。

 

毎年の一般的な定期検診は一応行っています(血液、心電図等の検査)

 

▶︎高次脳障がい的視点の変化

 

・67歳を過ぎていますが、まだ回復途中(リハビリ中)です。

ここ1〜2年経って恥ずかしながらやっと社会復帰出来たぐらいだと思います。

実は最近、ウクレレの教室に二箇所参加しています(笑)

 

・失語症も年単位で良くなっているように思えます。最近さらによく人とお会いしますが、病気のことは言わない限り気がつかないと思います。

足かけ8年経つとなんとかなるんなだなあって思います。

(あくまでも年単位で考えることが大事なのかも…)

できるだけ、嫌がらずに人と会うことが秘訣かと思います…。

 

(いろんなご事情はあると思いますが・・)

 

・難解な会話(例えば経理的な話、専門性の高い話)はついていけないことも正直あります。とりわけ数学的な会話(数字の桁の間違い、暗算等々)は苦手なのは変わりません。

・視空間認知(物の位置や向きを認識する能力)がまだ完全にはなっていない気がします。大きな空間、例えば街中で歩いていても距離感が掴めないことがあります。

 

・文章を読む力もあまり変わりません。

小説など速読したいのですが…長文や複雑な文章表現はやはり難しい気がします。

(4〜5ページ読み続けるとしばし休憩を挟まないと辛い…)

だから、YouTubeなどの動画を見てしまいます。

それに関しては受け入れるしかないと思っています。

(短い文章を積み重ねることや、言葉で補うしかないかなあと思っています)

 

僕の場合、言葉を積み重ねていく際に、別の言葉を探すことが少しずつ出来ていると思います。

 

イメージ的に言うと今までと同じルートではなく別の道が出てくる…。

 

人間の脳って不思議…身体も、、。

 

どうか全てを諦めないでください・・。

 

 

以上、あくまでも僕自身に贈るお手紙です。

人それぞれ違いがあることもご理解ください。

 

小平中央公園近く(水彩画・8号)

 

『起きたの?「寝太郎日記」ー7年目』