【行き成り始まる物語】~ショートストーリーその2~「鏡~ミラー~6」 | ANOTHERWORLD♪~EIMIE的日常!?~

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好きな事や呟き,日常の事,空想物語等をランダムに綴っております。

 

 

 

 

 

@初めに

・この物語は作者の空想の思い付きにより作成されております。

なので、非現実的要素が含まれている場合もありますのでご了承ください。

苦手な方や興味の無い方はGOBACKでお願いします。

お読みになられて気分を害されても責任は持てませんので(^▽^;)

 

・全てに関して現実世界の実際の出来事、人物、等とは一切関係ありません。

 

上記内容ご理解頂いた上でそれでも良いよと言う心優しき方は先に進んでください。(物好きとも言う........あ)

 

 

 

 

誰かに軽く肩を叩かれ、恐る恐る振り返る

 

...「先輩....何してるんすか?」

 

.....「.....良かった...」

 

それはこれから会う約束をしていた後輩だった。

 

僕はほっと胸をなでおろしながら

 

...「ちょっと街の様子が気になってね.....そっちこそなんで....」

..「これを買いに....」

 

言い終わる前に買い物袋に入った飲み物や食べ物を見せる

 

.「男二人で、膝だけ突き合わせて話してるのも味気ないでしょ?」

 

軽く笑いながら彼は言う。

 

.....「何か気を使わせてしまったね」

..「大丈夫っす。そろそろ買い足そうと思ってたので」

 

そう言いながら彼は僕の側により周りに聞こえない位の小声で呟く。

 

「先輩、気を付けてください。さっきから誰かに見られてる気がする」

..「!?.....」

 

驚いて周りを確認しようとすると

 

「そのまま普通ににしてて」

 

いつもと違う口調の彼に、はっとしながらも普通を装う。

 

「おれにしっかり捕まっててください」

 

..「え?」

「いいから早く!後で説明するから」

 

少し厳しい口調の彼の声に慌てて彼の腕に掴る。

 

「行くよ!」

 

次の瞬間、白い光が二人に向けて放たれた......

 

と、同時に目の前が一瞬遮られたような感覚になり意識が朦朧となる。

 

.....一瞬、記憶が途切れた気がした.......

 

気が付くと二人は彼の部屋に居た。

 

...「.....これは、一体....」

「...はぁ...、何とか逃げ切れたか....」

 

ほっとしたように彼が呟く。

 

..「あの....?」

 

意味が分からず呆然としている僕を見て。

 

...「さっきの光.....あれに当たると面倒な事になるっす」

 

いつもの口調に戻った後輩を見て、やっと僕もほっとする。

 

..「面倒な事って?」

「あれは太陽の光が何かに反射してレザー光線みたくなったやつで、

あれに当たるとクラッシュっと言って、何処か別の世界に飛ばされるっす」

 

...「え!」

「この世界の人々が太陽の光を避けてるのはクラッシュの発生を防ぐため。

つまり、ここは鏡の世界(MIRRORWORLD)だから何かの弾みで光が反射するのを避けているからっすよ。」

 

やっぱりここは鏡の中の世界だと言う事を再確認した。

どうにか元の世界に戻る方法は無い物かと彼に話をする。

 

「方法はあるにはあるけど、それがまた、ちょっと面倒なんすよねぇ....」

 

軽く溜息を吐きながら彼は言う。

 

それでも、元の世界に戻れるならと彼に話す。

後輩はゆっくりと話だし、この世界に彼が来た理由についても話始めた。

 

 

 

~続く~