実は先月の末、新橋のタミヤプラモデルファクトリーで行われたフォードGTのテストショット製作会に参加してました。
テストショット製作会に参加したのは何年か前に静岡で行われたメルセデス300SLの時以来ですが、内容の流れ的には同じ感じでした。
昼1時ごろから始まり、最初の1時間程度はキットにまつわる解説で、あとはご自由に製作してくださいという流れ。
これはタミヤが用意した完成サンプル。
エンジンは見えるところのみの再現になっていることがわかります。
そこだけを見るとなんとなくフジミのフェラーリっぽく感じます。
ただ、サスペンションまわりはしっかりと再現しているところはさすがタミヤ。
パーツ数を抑えるという命題を解決しながら再現度がおろそかにならないよう必死にバランスさせている苦労が垣間見えます。
一番右のものは赤いラインが入れてあるところがありますが、ボディ上に発生する合わせ目を表しています。
この他、後部のスポイラーの下やドアの下にも合わせ目があるのですが、ボディをけっこうバラバラに分割していながらも、合わせ目は限りなく目立たないように配慮されています。
一方で珍しいと思ったのは、ポリキャップに切れ目を入れる指示があること。
そのままではキツいので、ポリキャップをカットしてユルくするようです。
こんなん今まであったっけ?と思ってタミヤの方に伺うと、「過去にもありました」とのことでした。
てなわけで、家に帰ったらボディを塗装しました。
今回は実験も兼ねてフィニッシャーズの塗料をメインで使っていき、サーフェイサーは使わないで塗ってます。
といっても最初は捨てサフがわりにExブラックを塗って、乾いたあとペーパーがけして表面全体を整えています。
そのあとフィニッシャーズのファンデーションブルーを塗り、さらにブライトブルーを塗っています。
このクルマは少々複雑な形をしているので、塗装順を考慮する必要があります。
問題はトンネルの中をどうやって塗るか。
まず、ファンデーションブルーを塗る段階では全部バラバラに塗りました。
そしてブライトブルーを塗る段階では、まずトンネルの中を塗るために、ボディ本体は単体で塗り、その時屋根とドア下は塗らずにおきます。
ドア下を塗らないのは、リアフェンダーと面がつながっているためです。
その後トンネルのガワ(リアフェンダー)とリアバンパーを両面テープでボディ本体に固定してブライトブルーを塗っていきます。その塗る前が上の写真です。
その後パールを塗っていきます。
パールは雲母堂本舗のFGパール オパールブルーをフィニッシャーズのオートクリアーに混ぜて何度も塗ります。
トンネルのガワとリアバンパーを固定した状態で全体を塗り、ある程度塗ったらガワとバンパーをはずしてトンネルの中を塗っていきます。
パールを塗り終えたらオートクリアーを塗ってクリアー層を作っていきますが、この時はパーツはバラバラにして個別に塗っていきます。
この色は実車で言う所のリキッド・ブルーを再現しようとしています。
以前NSXを塗った時のように白であるパールシルバーにクリアーレッドで着色するのではなく、パールそのものが青い状態のものを使っているのがミソです。
今回は以上〜