今日の絵本17「いいおかお」(3月7日) | 小さな物語を楽しみ育むblog

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絵本のお話会を始め、絵本の販売やワークショップ、読書会などの活動をしています。

上の子がお腹にいたとき、

未知のマタニティ生活が

とても不思議で神秘的でした。

 

小さな命の存在感は

とても大きくて

仕事に通うにもお料理をするにも

いつどんな時も一緒で

私自身が見守られているようにも感じたし

日に日にお母さんになる自覚を

育てられたような気がします。

 

初めてのマタニティ期は、

ときめきと喜びと小さな不安が入り混じり

春を待つ今日の日差しのような

柔らかな輝きに

包まれていたように思います。

 

そんな頃、ある方が

とってもいい絵本ですから、と

今日紹介する絵本を

お腹の赤ちゃんに読んでくださりました。

 

とっても優しいお話で

愛情に満ちていて

とても短い絵本なのに

私は心が震え、涙が出ました。

お腹の赤ちゃんも

きっと嬉しかったんだと思います。

 

今日の絵本は

そんな思い入れのある名作絵本です。

 

「いいおかお」

文・松谷みよこ

絵・瀬川康男

1967年初版 童心社

 

自分が小さい頃に読んだ方も

多くいらっしゃるかもしれませんね。

お子さまにもお母さまにも

お腹の中にいる赤ちゃんにも

きっと何か温かなものが伝わる

素敵な絵本です。