【絵本とパン】ウェズレーの国と赤いクリームパン
ご縁あって、おはなしのイベントで、読み聞かせとお土産のパンを担当させて頂きました。今回のおはなしは、絵本2冊。そのうちの1冊がウエズレーの国/あすなろ書房¥1,512Amazon.co.jpいじめられっこだった男の子ウエズレーが、家の庭で、だれも見たことのない作物を育て、その作物からごはんや衣服、楽器やゲームを作り、数字や時計を発明し、文字を作り、ウエズレーの国と名付けた。いつの間にかみんなの人気者になっていた、というおはなし。絵本に出てくる作物の赤い花がとっても印象的です。そして、その作物の実は、『ひとくち食べると、とろりとろけて、モモとイチゴとリンゴがまざったような、あまいあじが、くちいっぱいにひろがった。』というように夢のようなお味。これをなんとかパンで表現しようと、何度も試行錯誤して作ったパンが、本日のパンです。パンの色は絶対赤!とイメージの最優先事項を決めたものの、赤い色が付く天然のものは限られていて。いちごやラズベリーで試しに作ってみたのですが、色が薄かったり、酸っぱすぎたり。ネットで赤いパンを検索してビーツのフォカッチャなるものを見つけました。それを参考にして、ビーツが入っている100%野菜ジュースを材料に使いました。この野菜ジュースのおかげでちょっとびっくりするほどの濃い色のパン生地が出来ました。中のクリームはマンゴーピューレを混ぜたカスタードクリーム。そして、イベントを一緒に行うお絵かき教室の先生と相談をして、味のアクセントとなるリンゴも具に入れました。花のがくとして、抹茶のクッキーをパンの下につけてみたのも、食べてみると、食感のアクセントになっていました。こうして、ウエズレーの作物と同じように、これまでに見たことのないへんてこなパン、野菜と果物の赤いクリームパンができました。もうひとつ、読み聞かせをしたおはなしが、あずきまる (わくわくたべものおはなしえほん)/農山漁村文化協会¥1,440Amazon.co.jpあずきを美味しく食べたくなる?おはなしです。顔つきのつぶあんパンを焼きました。出荷前のパンたち。持ち帰った皆様が、美味しく食べてくれていますように。