【絵本】ともだちやシリーズの絵本
小学校の読み聞かせ活動に参加させてもらって数か月。本決めのときのこと。今回は「ともだち」をテーマに本を選ぼうか、ということになったので、内田麟太郎さんの「ともだちや」の続編、「ありがとう ともだち」がいいなあと言ってみました。理由は、昨年の小学校の音楽会で子供たちが、絵本「ともだちや」を元に作られた歌を歌ったから、その続きのものがたりを聞かせてあげたいと思ったからです。数々の続編がある中で、たまたまその場に在り、内容が面白い「ありがとう ともだち」を候補にあげました。ありがとうともだち (おれたち、ともだち!)/偕成社¥1,080Amazon.co.jpオオカミとキツネがお互いを思う心が伝わってきて、大自然を前に二人の友情は深まり、とても素敵な絵本です。しかし、、「ありがとう ともだち」は1ページを4分割した小さな絵が描かれているページがあり、大勢を対象にした読み聞かせには向かないという結論になりました。内容が良いだけではダメ。読み聞かせ初心者の私には、なるほど、なるほど、と目からウロコのはなしでした。そこで、「ともだちや」シリーズの別の本から選ぼうと、何冊か借りてきて読んでみました。ともだちくるかな (「おれたち、ともだち!」絵本)/偕成社¥1,080Amazon.co.jpお誕生日をお祝いしてもらえることを期待していたオオカミ。期待が絶望に変わっていき、ついには心をなくしてしまおうと思います。でも、心をなくしてしまったら、嬉しく思うことも、楽しく思うこともなくなってしまいます。なくしたはずのオオカミのこころが動いたとき、私のこころも動きました。あしたもともだち (「おれたち、ともだち!」絵本)/偕成社¥1,080Amazon.co.jp悪ぶっているけれど、こっそり人助けをしているオオカミ。オオカミの優しいところ、照れ屋なところをちゃんと分かってるキツネ。オオカミもキツネも優しくて素敵です。ごめんねともだち (「おれたち、ともだち!」絵本)/偕成社¥1,080Amazon.co.jpついついカーッとなって、相手をせめてしまったオオカミ。仲直りしたいけれど、なかなか素直に謝れません。最後はちゃんと気持ちが通じて、ほっとしました。ストーリーとはあまり関係ありませんが、キツネの個性的な衣装はすごく面白いです。さて、最終的には、「ごめんね ともだち」が読み聞かせの本に選ばれました。本選びに際して、沢山の面白い絵本を読むことができてよかったです^^