雲間から光差す利尻山と五味太郎さんだよ『ビビビビビ』 | 絵本島 

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 空港までランニング。


 雲間から光が差して、神秘的で美しい利尻山です。


 今日の絵本は


  ビビビビビ

五味太郎 作

偕成社


 昨日の夜、Eテレでやってましたね。

「続 五味太郎はいかが?」を。

 番組の中で、五味太郎さんが長新太さんの「ちへいせんがみえるところ」を取り上げていました。この絵本は草むらと空があって、それはずーっと変わらず続くんだけど、草むらに人間とかゾウとか、色々現れる。それを五味太郎さんが「草むらがプラットホームになっていて、そこに何が現れても自由」と言っていたのが、印象的でした。それを世の中ではナンセンス、と呼んでいるのかも知れません。

 五味太郎さんは同じような構想で絵本を描いていて、それもプラットホームは変わらないけれど、その上の部分はページをめくるたびにガバッと入れ替わるという絵本でした。その入れ替わりを「自由」と言うところに、表現者としての五味太郎さんを感じました。

 

 前置きが長くなりましたが、番組の中で中国語版が紹介されていた『ビビビビビ』です。

 これ面白いんですよね。


 もう、表紙をビビビビビって横切る線が電波ですよね。

 この電波はたくさんの動物の体を通り抜けて行きます。

 うさぎに、

 ねこに、

 ぶたに、

 やぎに、

 かえるに、

 へび!


 へびは

 ビビビ   ヘビ


 と、感電してます。


 この電波はさらに

 きりん、

 らくだ、

 etc


 と通って、最後のゴールは



 テレビでした!

 テレビが映っていい感じです。


 ビビビとしびれる感じが楽しい絵本です。