ダウン症のリーフレットを作ったワケ①の続きです。

 

リーフレットを作ったワケについては、①で書きましたが、

その完成を急ぐこと、加速させる原動力になった出来事が

ありました。

 

ある時、えほん文庫にお一人のママさんがいらした時に、

室内に置いてある、ごうきの写真や、

ダウン症の本が置いてあるコーナーを

よく見ていらしたので、もしかしたら、

何か(ダウン症についての)お話があって

いらしたのかも。。。と思いました。

 

そのママさんが、ゆっくり室内をご覧になってから

お話しになったことは、

4か月になるダウン症のある赤ちゃんが、

心臓の手術をして入院中なのだけど、

経過がよいので、そろそろ退院するということでした。

 

ただ、気がかりなのがパパのことで、

ダウン症のある赤ちゃんのことを受け入れることが出来ないため、

赤ちゃんとママは、ママの実家に身を寄せていて、

パパの夕食の準備だけはしているとのお話でした。

 

それまでにも、

パパが赤ちゃんに障害があることを受け入れることが出来ず、

別居したり、離婚される場合もあることは、

時々、聞くことではありました。

そのたびに、パパも受け入れが出来たら、いいのに。。。と

歯がゆい想いになっていました。


そして、そのママさんは、次に来るときには、

赤ちゃんと一緒に来ますね。。。と、おっしゃってお帰りになりました。

 

その後、

1ヵ月くらいたってから、いらしたママさんは、お一人でした。

赤ちゃんが一緒でないことに不安を覚えましたが、

今日はお留守番をしているのかもと思ったりしながら、

えほん文庫でお話を伺いました。

 

その時に、写真が入っているアルバムを取り出され、

見せてくださった写真には、

パパが、着物を着ている赤ちゃんを抱っこしていました。

 

それを見てホッとしたので、

「お宮参りの時には、パパが抱っこしてくれたのですね!」と、

言ったところ、

「赤ちゃんが亡くなってから抱っこした写真です」と。

 

あまりのことに言葉を失いました。

 

その時に思ったことは、

赤ちゃんの寿命は4か月だったのかもしれないけれど、

その4か月を親子3人であたたかく過ごすことも出来たのではないか?

パパやご家族のためにも、

ダウン症という障害を希望を持って受け止めることが出来る

リーフレットが必要なのでは?と思ったのです。

 

そのことがあって、すぐに相談したマザーリングラボさんが、

応援するよ!と言ってくださって、貼り絵作家の仲谷ゆかりさんにも

表紙になる素敵な貼り絵のご提供もいただき、

 

 

仲谷さんのご主人に校正、入稿していただき完成させたリーフレットです。

 

中身の全文が読めるサイトは、

作成までのサポートをしてくださった、

マザーリングラボさん
のホームページから

リーフレットをダウンロードしていただけます。

(印刷したリーフレットの発送もしていますので、

必要な方は、ご注文ください。)

 

音譜     音譜     音譜     音譜     音譜

 

今日も、ブログを読んでくださって、

ありがとうございました。

皆さまに読んでいただいていることが、

書いていく励みになっています。

 

 

ハート次回は、ダウン症のリーフレットの表紙の貼り絵について

作家の仲谷ゆかりさんの想いについて綴りたいと思います。

 

ラブラブ     ラブラブ     ラブラブ     ラブラブ     ラブラブ

 

手記「うちの子育てはっけよい!ダウン症がなんのその!?」

~ごうちゃんと共に~えほん文庫8年のあゆみ
(タイトルは長女がつけて、帯の文字

「こんな場所があった 全ての子育てママに知ってもらいたい」は

夫が考えてくれました!)