えほんぶんこ物語①ショックで忘れていた開館のこと

の続きです。

 

私が赤ちゃんにダウン症があることがわかり、

悲嘆にくれて、毎日泣いていた日々から、

開放されるきっかけになったのは、

”先輩ママYさんと本との出会い”と共に、

私が所属している絵本サークルの代表だった

Sさんの一言でした。

 

生まれた赤ちゃんにダウン症があるということを

電話かメールで伝えた時に、

「かわいいでしょ!」と言ってくれたのですが、

私は、まだ受け入れる気持ちになっていなかったので、

返答に困ってしまいました。

Sさんはダウン症のあるお子さんと

関わったことがあり、成長していく姿が

想像できたのだ思います。

 

その後、お祝いに絵本を持って訪ねてきてくれたSさんが

「(2か月後には)えほん文庫、ひらくんでしょ!!」と

言われて、我に返りました。

 

出産とともに新築の家が完成し、自宅の一部を開放して

「えほん文庫」をオープンすることを決めていて、

Sさんが代表を務める絵本サークルの活動場所になることを

約束していたのでした。

 

「あっ!そうだった!」

オープンイベントの日が、

すでに2か月後に迫っていることに気づき、

ハッと我に返った瞬間でした。

 

Sさんは「まずは、購入する絵本のリストを作ってね!」

と具体的に指示してくれました。

産後の私の身体を気遣いながら

「無理はしなくていいよ」とも言ってくれました。

 

えほん文庫をオープンすることを思い出した私は、

それからは、赤ちゃんが寝ている時間は

購入する絵本のリスト作りを始めました。

それは私にとって、楽しい時間になりました。

 

そして、子育てと共に、

オープニングイベントの日を

迎える準備をする毎日になっていきました。

 

赤ちゃんのことだけでなく、

気持ちを向ける先が出来たことは、

前向きに生きていく大きなきっかけになり、

「えほん文庫」の存在は、その後も、

私を支えてくれることになりました。

 

音譜     音譜     音譜     音譜     音譜

 

開館の準備については、次の記事にしたいと思います。

 

※Sさんとは、赤ちゃんが生まれる2年前に

市の図書館が主催した

「絵本の読み聞かせ」の講座で知り合い、

年齢も近かったことから、家を行き来する友人になりました。

Sさんが読み聞かせの経験者だったので、

絵本の読み方や、わらべうたも

親切に教えてもらいました。

 

私が絵本を選ぶ目は、

Sさんに教えていただいたことが基本になりました。

 

今日もお読みくださって、

ありがとうございました。

皆さまに読んでいただいていることが

記事を書いていく励みになっております。

 

えほん文庫は、もうすぐ16周年を迎えます。

様々な出逢いを生み、私を支えてくれることになった

「えほん文庫」について、また綴っていきます。

 

私が11年綴っている「えほん文庫」のブログはこちらです↴

https://ehonbunko.hamazo.tv/

 

 

 

☆「うちの子育てはっけよい!ダウン症がなんのその!?」

本は、amazonからもご注文いただけるようになりました♪

 

 

 

※ダウン症の告知についての体験談は、

9年前から、聖隷クリストファー大学 助産学専攻科にてお話しさせていただき、

4年前からは、浜松医科大学でも非常勤講師として授業をしています。

 

☆2023年、現在のごうきは特別支援学校の高等部1年生で、

昨年から、ダウン症少年画家ごうきとして、

絵の個展を開くなどの活動を始めています。

2022年秋の作品展の密着取材
(私のインタビューと作品展の様子がわかる)YouTube動画はこちらです。↓

 

 

 

家族の中心にごうきがいることを幸せに感じております。