9月の絵本深読み会も満席でした | 「自分の人生を自分の意志で歩いて行く」 キャリアカウンセラーのオフィス・ワン!

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自分のことを好きになり、自分を大切にしながら、自分の意志で人生を歩いて行く。キャリアコンサルタント福島瑛子はそのお手伝いをいたします。

こんにちは
絵本を使うキャリアコンサルタントの福島瑛子です。

「大人が絵本を深読みする会」
平日開催が難しくなったので
土曜の昼間に開催するようになった2回目。

おかげさまで満席と終えることができました。

心配していた男性の方も
かえってたくさんの参加をいただけて、
ホッとしています。


では、今回のご報告です。

今回は短めの絵本をセレクトしました。


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もとこども (ポプラ社の絵本)/富安 陽子

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もと大工だった僕のじいちゃんも、
ナースをやってる向かいの姉ちゃんも、
もっと昔は「もとこども」。


この絵本を読んでから
今の皆さんは子供のころから
好きだったことを仕事にしていますか?
と聞いてみました。


なにかしら片鱗があるかなという人もいれば、
子どものころは思いもしなかった世界を
だいぶ大人になってから知りつつある、
という人もいました。


自分の適職や強みを知るために
子どものころ夢中になったことを
思い出してみるというのは定番ですが、
あなたはどうですか?


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はなのひと/かみおか まなぶ

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来る日も来る日もため息ばかり
ついていたひまわりに
天の声が聞こえます。

「花びらの数だけ夢をかなえよう」

花はまず自由に動けることを願い、
それから走ったり、電話をかけたり、
傘をさしたり、いろいろやってみます。


そしていよいよ最後の一枚になったとき、
花は考えました・・・


・花の夢はかなったのか?
小さいけれど1つ1つかなえていった。
やりたいことをとりあえずやってみたら、
それが次の「夢」につながった。

何でもいいから、とりあえずやってみたら?
やってみることが夢につながるのでは、
と言っているのではないか。

・自分はいろいろやったから、
続きは次の世代に引き継ごうと
最後には思えてきた。

・最初は「やりたい」だった。
最後は「なりたい」になった。
「なりたい」とは本来の姿に戻ることだった。

・最初は自分だけの夢だったが、
最後はみんなの未来を含めた夢になった。
人は年を重ねていくと、
最終的には次の世代に繋げることを考える。

・花が最後に植えた種は「希望」そのもの。

・花びらがなくなるにつれて、
自分じゃなくなるように思えて辛かった。

・他社との関わりが描かれてないので、
全体的に寂しさが漂っている。
人は一人では生きていけなので、
この話はあまり楽しめなかった。

・やりたいことはやったから後悔はしないけれど、
何かもっと大事なことがあったのかもと思い、
そのことを次の世代に託した。

・自分のたっめだけの夢よりも、
人の役に立つほうが素晴らしい夢だと気づいた。
それが種まきにつながった。

・花びらを1枚1枚失っていくことは、
何かを得るには代償があるということ。

・あれこれやらずに、
花として生きるのがまっとうだ、
ということをいいたいの?


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いっしょに読んだものがたり/リチャード・ジョーゲンセン

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幼いころからお父さんと本を楽しんできた記憶は、
大人になり子供ができてからも、
ずっと温かな思いとして生き続けています。

・壁に掛けてある小さな写真から始まって、
次第に大きな場面に広がっていく絵の展開が秀逸。

・父親から娘、娘から孫へ伝わる幸せな時間が、
現在進行形で続いている。

・こういう物語こそ、絵本でなくては。

・日本ではちょっとイメージしにくいかな。

・絵本を子どもの前で読んでやるのと、
膝に抱いて読むのとでは、温かみが違う。


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最後は
こうまくん/きくち ちき

¥1,620
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こうまくんが、ただただ走っていくだけ。
友達や小川や風が声をかけても、
「走ってるの」。

一見乱暴に書きなぐったような絵が
躍動感を生む、元気の出る絵本です。


せっかく声をかけてもらってるのに、
嫌われないかなあ、などと笑いながら
今回は終了しました。


最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
あなたの人生がより豊かになりますように 願っています。