大洲の避難所へ(2) | 認定NPO法人えひめイヌ・ネコの会ブログ

大洲の避難所へ(2)

私の顔を見るなり・・・

「被災地のペットはどうなっているのかなぁ。何も聞かないけど・・・」

会う人みんながそう言います。

 

みんながペットの事を心配しているけど、どう動いたらいいのかが分からないんです。

 

「支援物資集めないの?」

「募金はお願いしないの?」

と聞いてこられます。

 

こんな、人間が大変な時にペットの事なんか言えない。聞けない。

多くの人がそう思っています。

 

・・・なので、連休に大洲に行って来ました。

 

 

まずは、大洲市役所 危機管理課で避難所を教えてもらい、

肱南公民館、平公民館、総合福祉センター、新谷公民館、菅田小学校、三善公民館、八多喜公民館

の7つの避難所と市役所でペット情報を聞きました。

 

7ヶ所の避難所、市役所を行き来する間は、もう驚きの景色が続きました・・・。

瓦礫、瓦礫の山!!2階まで泥水のある家!!

家の形だけで中身が空っぽの家!

肱川から離れているのに瓦礫の積まれた空地・・・。

こんな所まで水が来たのかと驚きました。

 

実際に来てみないと分からない思いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこの避難所の前も自衛隊の給水車がありました。

一週間経って落ち着いたのか、そこの避難所も水をもらいに来ている人には会いませんでした。

 

 

 

 

自衛隊の方は暑い中、待機してくれていて本当に感謝です。

他県ナンバーの車も多く、北海道から来てくれた自衛隊の方もいました。

カメラは向けれませんでした・・・アセアセ

 

 

 

 

どの避難所の入口にも支援物資が高く積み上げられていて、水や500mlの飲料水がいっぱいでした。

大洲には物資が届いているように感じました。

 

 

 

「ペットでお困りの相談はありませんか?」

と声を掛けていきましたが、どこにも相談なし!ゼロでした。

 

調査の結果、避難所にいたのは「シロちゃん」だけでした。

 

 

 

・総合福祉センター・・・ペット同行避難なし

・肱南公民館・・・ペット同行避難なし

・菅田公民館・・・ペット同行避難なし

・新谷公民館・・・シロちゃん

・平公民館・・・犬が3匹、大雨の中屋外に係留。水が引き家に戻る。

・三喜公民館・・・子猫を有料で動物病院で預けた。

・八多喜公民館・・・犬を家に繋いで避難した。帰ったら死んでいた。

 

 

大洲では、ペット同行避難がされていませんでした。

なのでペット情報が全く届かなかったのです。

 

どのくらいの犬猫が水害の犠牲になったのでしょう・・・。胸が痛くなります。

車いっぱいのペットフードとペットシーツは必要とされませんでした。

大洲まで積んで来ましたが、野村町に送るルートが松山にあるので、

帰りに物資はそちらに置き、野村町のペット情報も聞いてほしいとお願いしました。

 

 

ペットショップやブリーダーの犬猫はどうなったのかの調査を愛護センターにお願いしました。

8月に入ってから調査を開始し、結果を踏まえて今後の対策を考えていくという返事をもらいました。

 

 

 

愛媛県HPより

 クリック 被災ペット相談窓口について

 

 

 

 

 

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