2013.10.14 東京・両国国技館 観衆9000人(超満員札止め)
8.IWGPインターコンチネンタル選手権試合(60分1本勝負)
<王者(CHAOS)>○中邑真輔vs丸藤正道×<挑戦者[NOAH(BRAVE)]>
[16分18秒 ボマイェ→体固め]
※第6代王者が2度目の防衛に成功。
評価:★★★★★★★★★★
寸表:とっても、とっても、とっても滾らせてもらいましたよ。ええ。さすが中邑真輔といったところでしょうか!いや、まあ丸藤正道も完全体できたってところでしょう!ボマイェvs虎王の攻防とはとってもイヤァオマッチだったってところじゃないでしょうかねぇ。ふぅ、お互いがお互いの技を読み合い、そこで待つのは互の得意技ってところですか。不知火の出すポイントも見事だったし久しく見たコブラクラッチ式三角絞めもターニングポイントだった。今年見た丸藤の試合で一番面白かったよ!まあ、あの6.13後楽園での杉浦戦から感じるものもあったけどね。
勝利した中邑真輔、どこまでも心に残るパンクな試合を観客に届けてくださる。さぁ、次なる刺激は・・・鈴木みのるか!G1でやってるしリベンジマッチってところだね。中邑真輔負けたら鈴木軍入りを要求!あぁ、これはこれはドーム前に滾る内容を提示してきたじゃないの!!大阪ももちろん、滾っちまうんじゃないんですかねぇ?ええ。
やっぱり中邑真輔の試合は・・・イヤァオだったぜ!
フォト:32枚
序盤、ロープ際で中邑が脱力してロープブレイク。すると、丸藤は鋭いスピンキックを放ち、かわされた直後に低空ドロップキックを発射。これを中邑がかわしてローキックを放つが、今度は丸藤が回避した。
その後、中邑がコーナーでバイブレーション式踏みつけ攻撃を繰り出すと、丸藤がその足を取って立ち上がる。そして、ラリアットを放ち、かわされてもすぐに2発目を放って中邑へ命中させる。さらに、なんとエプロン上でパイルドライバーを敢行し、中邑に大ダメージを負わせた。
リングへ戻り、丸藤がネックスクリュー、首4の字固めで追撃。さらに、中邑の首をエプロンから外に出し、場外からドロップキックを狙う。これは中邑が回避したものの、丸藤はエプロンからトップロープ越えでバッククラッカーをお見舞い。
劣勢の中邑は、フェイント式の膝蹴りで流れを変え、カウンタージャンピングカラテキックで逆転。続いて丸藤をコーナー最上段へ固定し、ランニングニーアタックを連射する。
中邑の攻撃は続き、ジャンピングニードロップ、ブレーンバスタースラム。そして、リバースパワースラムを狙うも、丸藤が側転で脱出。さらに、ショートレンジドロップキックで逆襲し、串刺しバックエルボー、低空ドロップキックからの顔面踏みつけ攻撃、トラースキックと畳み掛ける。
続いて丸藤は、変型三角絞めで絞め上げ、抵抗されるとそのままバッククラッカー。さらに、脚も取って変型バックドロップで叩きつける。
次に丸藤は不知火を狙うが、中邑が回避してボディに膝蹴り。それでも丸藤は不知火を仕掛けるが、再び中邑が脱出し、丸藤をコーナーで逆さづりにする。そして、バイブレーション式踏みつけ攻撃、バッククラッカー、リバースパワースラムで追い討ち。
ここで中邑はボマイェを発射するが、丸藤が回避。そして、中邑をニュートラルコーナーで逆さづりにすると、赤コーナーからミサイルキックを発射。だが、中邑が回避し、そこからコーナー最上段へのぼる。
しかし、丸藤がドロップキックで動きを止め、自分もコーナーにのぼる。ところが、中邑が振り切って丸藤を落とし、ジャンピングボマイェをお見舞い。そして、続いてボマイェを発射するが、丸藤が回避し、今度こそ不知火で叩きつける。
ここで丸藤はタイガーフロウジョンの体勢に入るが、中邑が前に走って丸藤の背中をコーナーに叩きつける。そして、スピンキックとバックスピンキックを連続でかわし、ニールキックを浴びせる。
それでも丸藤は、トラースキック、バックスピンキックで反撃。さらに、再びタイガーフロウジョンを狙うが、中邑が回避してファイヤーマンズキャリーで持ち上げる。そして、丸藤に抵抗されると、ボディに膝蹴りをお見舞い。
ここから丸藤がニールキックを放つが、中邑がパンチで報復。そして、スライディングボマイェ、ボマイェの連続弾で勝利を掴んだ。
試合後、鈴木が鈴木軍メンバーを引き連れて登場し、マイクアピールで中邑を挑発。
鈴木「オマエ・・・・・・もっとたぎりてぇだろ?(※大歓声) オイ、両国! オマエらももっとたぎりてぇだろ?(※大歓声)オマエのこと、もっとたぎらしてやるよ。このベルト懸けて俺と闘え(※大拍手)。たぎるぜ~、オイ。もっと! もっと! もっと! たぎらしてやるよ(※大拍手)。オマエ、俺に負けたら鈴木軍入れ(※大歓声)。たぎるだろ~、オイ! オイ、中邑! それから新日本! これはな、俺からの要求なんかじゃねぇ。オマエをたぎらす条件だよ。答えは決まってんだろ!?(※大拍手)どうする? ど~うする? オマエら! 鈴木みのる対中邑真輔、見たいよな!?(※大拍手) じゃあ、ゆっくりと考えてくれ」
これで鈴木がマイクを置くと、中邑がそれを拾う
中邑「ゴメン・・・聞いてなかったわ。ウッソ~~!! どうしよっかな~~!?」と返す。そして、「俺、決めちゃっていいわけ!? いいよね!? いいよね!? たぎるよね、オイ」と早口でまくし立てると、「オイ、鈴木みのるさん。もちろん・・・イヤァオ!!」と続け、挑戦を受諾した。
「ハァ…。なかなか、たぎる展開だ・け・ど? 敬意を表して、ノアのトップ、丸藤の話でも聞こうかな?」
---その丸藤選手なんですが、中邑選手に対して「まだ、パズルは完成していない」と言って…
「(さえぎって)だね~! だよねえええ~! 俺たち2人なら、もっとたぎるんじゃね? To Be Continued……。期待しちゃおっかな~(ニヤリ)。ただ! 次の獲物が…大っきいなぁ!(笑顔で)。ただの鈴木みのるじゃねぇ。CHAOS辞めて、鈴木軍に入るのかオイ? どうしよう? そんなこと言われたの、初めて。ああ、どうしよう。言っちゃった、言っちゃったよ。やってやるってな。イヤァオと。知ってるよ、鈴木。オメーはこうやって、新日本のリングで、いやプロレス界でのさばって、生きてるじゃねぇな? 生き通しているのは、テメーがイヤァオだからだ!」
---まさに、丸藤選手と中邑選手にしかできない試合でした。