2013.10.14 東京・両国国技館 観衆9000人(超満員札止め)
7.東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦&NEVER無差別級選手権試合(60分1本勝負)
<権利証保持者&NEVER王者>○内藤哲也vs高橋裕二郎×<挑戦者(CHAOS)>
[16分35秒 プラマブランカ]
※第2代NEVER王者が初防衛に成功。
評価:★★★★★★★☆☆☆
寸表:厳しい事いうとまだ内藤じゃドームのメインは怖いのが本音かな。まだ遊びがないっていうか、試合のテンポが丁寧すぎるからね。今回も試合を制したのは裕二郎な気がする、内藤選手相手だとパワーの使い方が光ね。脚殺しも有効だったしインカレスラムもぶっこ抜きジャーマンも威力が伝わったよ。まあ、そこを内藤選手が引き出したってのもあるんだろうけど。内藤vs裕二郎が新日本の看板カードになる日もんな遠くないような気もした一戦ではあったかな。
だがまだまだ、新日本のドームのメインに立つってのは軽く扱われてはダメだ!棚橋やオカダ、中邑といった会場をドッカンドッカン盛り上げられる選手が多いんだからもっともっと貪欲に試合内容を上げて欲しいよね。
今回良かったなと思ったのはスターダストプレスではなくプラマブランカで決めたってところが高評価だ!スターダストプレスだけが決め技じゃないという印象をつけたのはデカイ!今後に繋がる!次は田中将斗か・・・神戸もいい内容だったしもっともっとドームで内藤vsオカダしかないっていう状況を作ってもらいたい!NEVERの王者がドームでいいの?とか言われてる声を覆してみろ!
フォト:16枚
高橋はダンスユニットYellow BarbieのMAO&LISAを引き連れて登場。そして、あとから入場した内藤に奇襲を仕掛け、いきなりニークラッシャーを決める。
次に高橋はパイプイスを振りかざすが、レッドシューズ海野レフェリーが阻止。その直後、内藤がドロップキックを放ち、イスごと高橋を吹き飛ばした。
これで内藤優位の展開となり、連続アームホイップから低空ドロップキック。ところが、高橋がフラップジャックの形で内藤を投げ捨て、首をトップロープへ打ちつけた。
場外戦となり、高橋が内藤を鉄柵へ叩きつける。そして、内藤をリングへ押し込むと、膝にトーキックを見舞い、逆水平チョップ連射、串刺しラリアット、串刺しフロントハイキック、“エロ”ネックブリーカーなどで畳み掛ける。
続いて高橋が張り手で挑発すると、内藤も張り手で報復。だが、高橋が突進してきた内藤を受け止め、そのまま無造作に放り投げる。そして、膝をマットへ叩きつけるが、内藤が次のニークラッシャーを切り返し、コーナーを駆け上ってスイングDDT。
内藤の攻勢は続き、高橋を踏み台にしてエプロンへ飛び出し、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキック。さらに、変型バックブリーカーからプルマブランカを極めるが、高橋はロープエスケープ。
すると、内藤がコーナー最上段にのぼるが、高橋が起き上がり、内藤を場外へ転落させる。そして、すかさずトペスイシーダで追い討ちをかけ、リング上では雪崩式フロントスープレックスの大技を敢行する。
苦しくなった内藤は、跳びつき前方回転エビ固めで揺さぶりをかけ、プルマブランカで逆襲。さらに、後頭部へのミサイルキック、ジャーマンスープレックスホールドで追い討ちをかける。
だが、次のドラゴンスープレックスを高橋が回避し、急角度のジャーマンスープレックスで逆転。さらに、ジャーマンスープレックスホイップで内藤をコーナーに叩きつけ、ぶっこ抜きジャーマンでフォール。
だが、内藤がカウント2で跳ね返し、東京ピンプスから逃れて低空の延髄斬り。そこから張り手合戦を挟み、内藤がフェイント式延髄斬り、高橋がラリアットを打ち合う。
次に高橋は東京ピンプスを狙うが、内藤が回避し、浴びせ蹴りで逆転。さらに、ドラゴンスープレックスホールド、グロリア、スターダストプレスで追撃し、最後はプルマブランカで勝負を決めた。
「『G1』、神戸、そして今日……両国。順調に勝ってるけど、勝てば勝つほど課題が見えてくる。もっと俺、盛り上げたかったよ、今日も。注目度低い試合の中で、俺は両国を爆発させたかったですよ。ま、いっぱい反省する部分があるということは、逆にいえば俺はもっと上に行けるのかなと。いいふうにとらえますよ。なんせ俺は、東京ドームが見えてるんでね。これに納得していないお客さんは、ドンドンブーイングしてくれって。素直な反応を聞きたい。でも、ブーイングが来ても、それを必ず跳ね返してみせる。そのブーイングを跳ね返した先に、新しい新日本プロレスがあるはずなんだ。そこを目指してがんばっていきます」
---やはり右ヒザの影響がまだある?
「いや、もう、右ヒザのことは言い訳にできないんで。単に俺がみんなの期待以上のものを 出せなかっただけであって。ヒザのことは言うつもりはないんで。もっと上がっていきますよ。俺が上がらないと新日本は上がっていかないんで」
「いや、気持ちは感じましたよ。IWGP挑戦権利証だったり、NEVERのベルトだったり、俺への思いもシッカリ感じとれましたね。またやるぞ、ってリング上から言いました。またやりますよ」
---今後は、このベルト、どう輝かしていく?
「この挑戦権利証もあるんでね。こんなおいしい敵はいないよ? 俺を倒せば、ドームのメインに行けるんだよ? でも、残念ながら、試合後も誰も来なかったし、誰もコメントも出していないんで。唯一、コメントを出していたのは、田中将斗。このままだったら、次も俺、田中将斗とやっちゃうよ? こんなチャンスなんだよ。もっとね、そういうコメントだったり、行動を待ってたんだけど、唯一起こしてくれた田中将斗。このままだと田中将斗かなと思ってます
---お客さんの反応が厳しい、という話がありましたが。自分としては、いかがですか?
「う~ん…。どうしてでしょうね?(苦笑)。わからないけど。でも、いままで俺はお客さんにも、チヤホヤされてたかなって。いつもがんばるだけの選手だったんでね。みんなから、なんか甘い目で見られて、やっとそこのワンランク上にいまいるかなと。厳しい目で見られる選手に、ここでね、潰されるかもしれない。それを跳ね返すかもしれない。それによって、俺のプロレスラー人生が決まってくると思うんで。逆境かもしれない。でも、必ず跳ね返して、新日本プロレスの主役になりたいと思います」
---スターダストでなく、フィニッシュで絞め技で行ったのは?
「いや、とっさですね。ちょっとヒザを締められていたぶん、スターダストの踏切がうまくいかず、当たりが浅かったんで。自然と次の技に移行しました。結果的にギブアップを奪った? そうですね。非常に意味のある勝利だったと思います」
「まださ、セ○クスする力は、残ってるけど、もう、喋る体力は、ない! 代わりに、自己紹介でもしといて」