2013.10.14 東京・両国国技館 観衆9000人(超満員札止め)
○永田裕志vs桜庭和志×[フリー]
[10分25秒 バックドロップホールド]
評価:★★★★★☆☆☆☆☆
寸表:秋田での再戦、玄人好みの一戦になっちゃったかな。まあ悪くはなかったけど派手さが欠けたっていうか・・・最後永田さんも桜庭の関節地獄に苦しみながらスキをついてのスープレックスで勝利!まあ豪華カードが揃う中では違った味が出せたと思うけど、石井vs柴田と試合順逆にすればよかったのでは?
試合後は休憩後2014年1月4日東京ドーム参戦をアピールしに来場したグレイシーと闘う事を示した永田、そこにグレイシーといったら桜庭ということで啀み合ってた二人が敬礼と指切りをしタッグを結成!まあ、この二人は後々組むだろうなと思ってたからね。桜庭も永田と組む事でドンドンプロレスを吸収していってほしい。ビックネームがデカすぎる桜庭はまだプロレスを対応しきれてない。総合こそ強いかもしれないがプロレスは総合とは違うからね。まあ、鈴木みのるも船木もプロレスのドップリ浸かる事によってドンドン巧くなってきたからね。年齢的に厳しい桜庭でもまだまだ伸びしろがあるし永田選手と共に闘っていけばいいものが出てくるのでは?
フォト:16枚
試合開始前、格闘家として世界的に名高いグレイシー一族のダニエル・グレイシーとホーレス・グレイシーが登場!
1月4日東京ドーム大会への参戦を表明すると、そのままリングサイド席へ陣取った。
そんな中、桜庭と永田が入場し、第6試合がスタート。いきなり桜庭が指切りを要求したものの、永田が拒否。すると、桜庭が張り手を見舞い、そのままゴングが鳴らされた。
そして、桜庭がスリーパーホールドを極めると、永田が前方に投げて脱出。一旦、場外へエスケープした桜庭が、フロントネックロックを狙う。これを永田が嫌ってグランドになるが、すぐにブレイクとなった。
スタンディングになり、両者がハイキックと掌底でけん制。そこから桜庭がタックルで永田を倒し、マウントポジションでモンゴリアンチョップ。だが、永田が体勢を入れ替えた。
その後、永田が首相撲で膝蹴り連射。すると、桜庭は左右の張り手を連打し、フロントネックロック。そして、永田の胴体に両脚を絡めるが、永田がその体勢から変型フロントスープレックスで投げ捨てた。
それでも桜庭はスリーパーホールドで反撃し、永田のタイナーをかわして逆転。後頭部にストンピングを見舞い、変型ネックロックで絞り上げる。
桜庭の攻撃は続き、ローキック連射から腕ひしぎ逆十字固め。しかし、永田は腕が伸びきる前に脱出し、腕固めに切り返す。そして、白目をむいて絞り上げた。
さらに永田は、バックドロップからフォールに行くが、桜庭がその体勢からサクラバロックで逆襲。これを永田が切り返すと、さらに切り返して上から押さえ込む。続いて桜庭はヘッドロックを極めるが、永田がバックドロップホールドに切り返し、3カウントを奪取した。
試合後、永田が「なんかスゲーお客さんが来ているみたいなんで、リングで挨拶してもらいましょうか?」と、ダニエルとホーレスをリングへ呼び込む。そして、「新日本プロレスへようこそ! しかし、君たちはひとつミステイクを犯した。新日本プロレスはベストであり、グレイトであり、キング・オブスポーツだ」と2人を英語で挑発した。
さらに永田は、「やるか? 東京ドーム、いつでもいいぞ」とグレイシーを挑発。すると、桜庭が後ろから永田の肩を叩き、「俺も俺も。まぜて下さい」とアピール。これを受けた永田が「グレイシーといえば桜庭だよな?」と呼びかけると場内が大歓声に包まれ、永田と桜庭は指切りで意思を確認した。
そして2人は、ダニエルたちにも指切りを求めるが、これは成立せず。ダニエルとホーレスがリングを下りると、永田と桜庭は再び指切り。続いて永田が「ゼア!」と叫んで敬礼すると、桜庭も「ゼア!」叫んで同じく敬礼で呼応。最後はダブルで敬礼を決め、記念撮影に収まった。
桜庭「おつかれさまでした!」
永田「ありがとうございました!」
※2人はガッチリ握手。
永田「気ぃ、変わらない?」
※桜庭は、笑顔で敬礼ポーズをしたあと、控室へ。
永田「うれしいなぁ…(笑)。ま、こうなったら、グレイシーもやるでしょう。向こうから来たんだし。だって、ウソついたら、針千本飲ませるんだから。いや~、でも、こういう展開になるとは思わなかった」
---史上初、グレイシー一族がタッグマッチに出場し、永田&桜庭が迎え撃つ?
永田「ま、タッグ戦が決まったかわからないけど、2人来たから、俺がやってやる、と言ったら、桜庭が俺も混ぜてと来たから(笑)。まさか、こういう相手が新日本のリングに来るとは思わなかった。この数年間、ああいうのは全然来なかったから。でも、現実来ちゃったんだから。ああいうのが来たら、出ていくしかないだろう? 正直。誰がほかに出ていけるのほかに?」
---その中で、見事な完勝を決めました。
永田「ま、ひとつひとつがいつも以上に強力だったし。ハイも強力だったし。逆に頭をけられて、滑舌がよくなったかもしれない。スムースなイングリッシュが出てたから、血管の詰りがとれたかもしれない。」
永田「始まって、ガンガンやれば、そういうものはすぐ解消されるよね。とくにああいうタイプとは」
---あらためて、桜庭和志とは?
永田「ま、自分のターニングポイントに、どっからともなく現れてきた。それは18年前の10.9もそうだったし、今年に入って、桜庭と永田というのが周りが望むような状況があったし。何度でも闘えるけど、今日は一発勝ってスッキリはしたけど、ちょっとグレイシーに声をかけたら、向こうが共闘で来ちゃったんでね。凄い気持ちのいい共闘がもしかしたら、できるかもしれない」
---相当、楽しみなタッグですが?
永田「僕らすか? ただ難解なのは向こうのチームですね。ま、グレイシーと言えば、桜庭だし。桜庭がコッチにいれば、凄いプレッシャーになるじゃないですか? 目標? ま、なんにもなくて第ゼロ試合になるなら、目標は定めたほうがいい。波は自分で作っていきますよ! あの兄弟とは誰もがはできないよ。まだまだがんばります! おまえが言うなって言われるかと思ったね。ちょっとひやひやした(笑)」
ダニエル・グレイシー&ホーレス・グレイシー[グレイシー一族]
ホーレス「ナガタ、サクラバ、1月4日の東京ドームで君達の時代は終わりだ」