2013.5.24 東京・後楽園ホール 観衆1650人（満員ならず）
8.BEST OF THE SUPER Jr.Bブロック公式戦（30分1本勝負）
×KUSHIDAvsBUSHI○
[9分25秒 ブシロール]
評価：★★★☆☆☆☆☆☆☆
フォト：16枚
寸表：やっちまったな、二人とも。メッチャ期待していただけに残念度が物凄い。まあ本人達が一番苛立ってるんだろうけどね、後楽園の舞台でセミファイナルのシングルマッチ。しかもお互い所属日本人同士だからこの二人が試合を熱狂される事によってこれからのフロントの扱いが変わってくるだけに絶対コケられない内容だったのに・・・
まあまだBUSHIは良かった、ルチャで色々と見せてくれたし色々と難易度の高い技をやってくれた。試合の流れを良くしようと色々と試行錯誤はしたにせよ動きは最後のラッシュは合格。
だが、KUSHIDAよ・・・なんだあの動きは？自分のプロレスが全くできてないじゃないか。変に気負いすぎて空回りしたのかわからんが何にもしてない。
俺は会見で主の聞き捨てならない発現を聞いた。それは決勝が後楽園ホールを不服的な発現をしたこと。それはね、イカンよ。イカン。上を見てばっかで肝心の足元が疎かになる結果がこの動きを招いたな。おい、後楽園をバカにするなよ！聖地だぞ聖地!!たくさんのお客さんが間近で見れてファンの声が聞こえて一体感になれる会場だ。玄人が一番多い会場で有名なんだぞ？
それをもっと大きく取り扱って欲しい？優勝する前によくもまあ・・・後楽園を大事にしない奴に優勝決定戦に出れる資格はない!!
上を目指すのはいいことだよ、しかし現実はそう甘くはない。現にこのシリーズ、後楽園4回抑えたけどフルハウスは恐らく決勝のみだ。6/6に至っては観客動員数を見るのが怖い。経営的な事を言えばフルハウスになった方がいい。みんな色々働いたりお金の関係だったりと会場には毎回来れない人だって多い、それでもチケット買って会場に足を運んでくれるファンを大事にしなきゃいけないと思う。少ない観客の中でも全力ファイトをやってくれる選手には必ず日が当たる。少なくとも俺はそういった選手を応援したいな。
俺はね、KUSHIDAが新日本ジュニアのエースになれる器だってあると思う。いつかBOSJも優勝できるレスラーだと思う。だから『また後楽園？』って発言は悲しかった。みんなあの会場が好きなんだよ、決勝戦で見るジュニアの祭典に胸躍らせてるんだよ。決勝戦の舞台に毎回立って観客を沸かしているデヴィットや田口が言うならまだしも・・・KUSHIDA選手、残りの公式戦でどんな内容やってくれるのかな？そこまでの発言をしたんだったら内容を見せてほしい。気持ちはわからないでもないけどプロだったら内容と結果だよ？
▼試合経過
両者ロックアップはKUSHIDAがBUSHIを牽制の張り手、BUSHIがドロップキックでKUSHIDAを場外に落とし、オーバーマスクを客席に投げ入れる。そして、空中殺法を狙うも、KUSHIDAが場外から迎撃。
リングに戻り、KUSHIDAがブレーンバスター、ラリアットなどで追い討ち。さらに、ヘッドシザースホイップを回避し、トラースキックを頭部へ叩き込む。
KUSHIDAの優勢は続き、インディアンデスロック、ニークラッシャー＆バックドロップの連続攻撃。しかし、BUSHIがドロップキックで逆襲し、場外に落ちたKUSHIDAに三角飛びトルニージョをお見舞い。
さらにBUSHIは、KUSHIDAを南側客席へ連れ込み、階段部分の段差を利用したラ・ケブラーダを敢行。そこからリングへ戻ると、トップロープを支点にしたバク転キック、ミサイルキックで追い討ちをかけ、ヘッドスピンで素早く立ち上がる。しかしKUSHIDAは、前方回転エビ固めを押し潰し、9469で捕獲。そして、トーキック、張り手、ローリングエルボーに繋いだ。
その後、BUSHIがヘッドシザースホイップで巻き返し、コードブレイカーで逆転。そして、ファイヤーバードスプラッシュを繰り出すも、KUSHIDAが回避して低空ドロップキック、ジャーマンスープレックスホールド、背中へのムーンサルトプレスで反撃。そして、9469を狙うが、BUSHIが首固めに切り返す。
それでもKUSHIDAはハンドスプリングエルボーを放つが、BUSHIが背中合わせで受け止め、逆さ押さえ込み。最後はBUSHIがバックスピンキックからブシロールで丸め込み、3カウントを奪取した。
BUSHI
「2013年『BEST OF THE Super Jr.』初戦、KUSHIDAから獲ったよ。KUSHIDAに攻め込まれた場面はあったかもしれないけど、最後丸め込んで3つ獲ったのは、この俺だから。
この第1歩、とても大きいものだと思ってます。あとは同年代で、俺の思う新日本ジュニアでのライバルは、KUSHIDAだと思ってるからね。必ずいつか俺も最高のパートナー連れて、IWGPジュニアタッグベルト、そしてIWGPジュニアに挑みたいと思います。そして必ずいつか、ファンの後押しを受けて、場内全部BUSHIコールで包んでみせるから。『BEST OF THE Super Jr.XX』2013年、名を刻むのは、BUSHI！ この俺」
---正式移籍から1年経ちましたが？
「去年まで、全日本からのレンタル移籍ってこともあって、今年が僕にとって1年生であると思って、一から上を目指していこうと思っています。全国まわって、マスクマンといえば、タイガーマスク、獣神サンダー・ライガーなんですよね。でもいつか、世界のその2人じゃなくて、新日本のマスクマンはBUSHIと、会場のみんなにかぶってもらえるような、夢のあるマスクマンになりたいと思います」
※KUSHIDAはノーコメント