僕のパパンのお話ですが…
見事な程の昭和男で
アタマが固く真面目で
融通が利かない見本の様な
まさに僕とは真逆の人間で
人には頼らないし
自分の考えは譲らない頑固者で
人付き合いがヘタと来た
まだまだ沢山あるけど…
キリが無いから止めときます
そんなだから…
携帯は持たないは
クレジットカードどころか
キャッシュカードすら持ちたがらない
ATMなんて使ったコトの無い
窓口オンリーな人間
まさに時代から取り残された
いや…文明からかけ離れた人なんです
まぁ～それはそれは
度が付く真面目なワケで
以前…ローンやクレジットは
他人に立替えて貰うみたいで気に入らない！
とガンと譲らなくて
クレジットカードを沢山持っていた僕は
人間の落伍者の様に言われたコトもあり
お金にも他人にも自分にも厳しすぎる
面倒臭い人でしたが…
唯一何の因果か…
大きい庄屋の娘であるグランマと
某大学の脳外科の教授のグランパの
間に生まれた贅沢三昧に育てられた
末の娘がママンで…
突然、家出して東京で新聞会社勤めしてた
ハイカラなママンが離婚して
僕をつれてふたりで生活してたトコに
ママンとパパンが出会い…再婚！
東北生れの堅物男と西の生れのハイカラ女と言う
どう考えてもヤバい夫婦であったが
圧倒的に違い過ぎる同志なので
うまく融合しちゃったみたいで
ママンが社交的だったから
パパンは社会に順応できたワケ
話は戻りますが…
昨年…ママンがお星さまになり
親元へ帰って行ったが…
柔軟剤の役目のママンを失って
ひとり残された老いたパパンは
ここでも得意技の頑固を振り回し
「オマエには世話にならん！」と
実家で悠々自適な年金生活を
送っているのであった
しかし…歳が歳だけに腰が悪くなって
買い物も行けない時があるらしいが
僕が実家に戻るコトを断固と譲らず
遊びに来るなら家に入れてくれる有様
だからヘルパーさんと契約したが
他人の世話になりたくないパパンは
たまに見に来てくれるだけで良いと
勝手に契約を変えちゃう始末。
飯も弁当を毎日届けてもらってるから
心配ない！とな
まぁ～どうにもならなくなったら
何か言ってくるだろう！と
思っていた矢先に…
こないだの電話が止まる事件！
これには正直なトコ
真面目にビビッた！
「まさか…」と
さすがに覚悟して
実家にすっ飛んで帰ったら
「おう！どうした？」と
呑気にテレビ見てたんです！
玄関前で深呼吸して覚悟して
入っていっちゃった僕はなに？
要はあまりに寒すぎて外に出れなくて
郵便局に行けなくてお金がおろせなくて
引き落とし用の銀行にお金を入れられなくて
(郵便局から銀行に振込すら嫌い徹底した窓口男だから
要は郵便局と銀行と両方行かなければならないワケ)
残高不足で電話が止まったってワケ
だから僕が振込のはがき持って帰って
払って来たが…
危うく電気も止められる寸前でした
今はスマホでピピッと
全部済む時代なのに…
とは言え…
相変わらずキャッシュカードも
持ちたがらない通帳に印鑑男だから
困ったもんで…
やれやれなんですわ
まぁ～今回の件で
いろいろ考えさせられましたよ！
その時が来たら…どうするのか？
ってね
みなさんはどうですか？
うまくやってますか？
…親子関係