高校野球のDH制導入に「野球がおもしろくなる」 現場から歓迎の声 - 高校野球:朝日新聞

 

昨夏の甲子園で優勝した京都国際の小牧憲継監督は「英断だと思います」と歓迎。「野球を諦めてしまう子って、投げられない(送球に不安がある)。それが捕れない、打てないという悪循環に陥ってしまう」とし、「試合に出られるチャンスを与えられるというのは、野球人口に関わる問題じゃないかな」とした。

(8月1日朝日新聞デジタル公開記事から一部引用)

 

打撃専門の選手を置くことについてどのような趣旨でとらえるかによって採用するルールも変わってくるように思います。
 

 

DHは投手に代わる打撃専門の打者を設ける制度ですが、好投手は打撃センスもよいといいますし、DH制を使うかどうか任意とするのであれば、高校野球のレベルではDHを使わない高校もそれなりに出てくるかも知れません。

投手を別枠と考えて、その身体の酷使から保護するという点に重きを置くのであれば、DH制は任意ではなく強制とすべきでしょう。

 

 

引用記事がそのことを指しているのかどうかは分かりませんが、投手だけではなく野手も含めてDHの対象となるという制度(DP)であれば、守備は良いが打撃が今一つという選手に代わる打者が入ることになり、いろいろな選手に出場機会が与えられることになり、よりよいのではないかと思いました。

多様な選手に出場機会を確保するということに重きをおくのであればDP制を採用してもよいし、また、DP枠の選手を1名に限るということに拘らなくてもよいのかもしれません。


 

私のような古い世代の野球ファンとにっては甲子園でDH、DPというのは何とも違和感がありますが、野球人口の減少や毎年続く酷暑の中での大会ということなども考えれば、様々な改革というのは待ったなしということもいえます。

 

 

高校野球 7回制検討 | 弁護士江木大輔のブログ