小池百合子氏(71)が3選を決めた7日投開票の東京都知事選挙で目立ったのが、SNS(交流サイト)を駆使した前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)らの躍進だ。石丸氏は若年層や無党派層の支持を広げ、得票数は前参院議員の蓮舫氏(56)を上回る2位だった。当初は小池氏と蓮舫氏の一騎打ちともみられた構図に風穴を開けた。

(7月8日日経新聞から一部引用)

 

石丸氏は私も卒業した広島県の高校の出身で、全国的に有名な高校という訳でもなく著名人が多く排出されているという訳でもないため、何となく頑張ってほしいなという気持ちがあったというのは率直なところです。

 

 

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選挙後の彼の言動に賛否両論あるようですが、テレビなどのメディアとの関係という点でなかなか興味深いなと思ってみていました。

 

 

従来、現職や既存勢力に対抗する石丸氏のような候補者については、メディア側がどちらかというと好意的に取り上げ、候補者が゛わもそれをうまく利用して勢力を拡大するという構図があったように思いますが、石丸氏の場合には、それには乗らず、メディア自体を既存勢力として位置付けて批判の対象としようとしているところが興味深いところでした。

SNSなどを駆使して既存メディアを頼らない選挙戦を繰り広げてきた彼にとってテレビなどのメディアも批判の対象ということなのでしょう。

テレビのインタビューなどを見ていても、テレビ側も石丸氏をどう扱ってよいのか分からず、これまでのように好意的に取り扱ってうまくおだてて枠にはめようとしたのでしょうが、そういう展開にはならずに戸惑っているという感じがしました。