この春、大学を卒業した人の就職率は98.1%となり、1996年度以降、最も高くなったことが厚生労働省などの調査でわかりました。企業の人手不足などを背景に学生が就職しやすい「売手市場」の傾向が一層、鮮明となった形です。
厚生労働省と文部科学省はこの春、卒業した学生の就職活動の状況について4月1日の時点で全国の大学や短期大学など112校、合わせて6250人を抽出して調査しました。
それによりますと、大学生の就職率は98.1%と去年の同じ時期より0.8ポイント高くなり、1996年度の調査開始以降、最も高くなりました。(5月24日NHKニュースウェブから一部引用)
私はちょうど就職氷河期と呼ばれた不幸な時期に大学を卒業したもので(就職活動などはしていないのですが)、また、その後司法試験に合格し弁護士業界に就職するという際にも、就職するのが大変な世代だなどと言われたりしていたこともあり(2年修習の52期と1年半修習の53期の就職時期が重なり大量の弁護士が法律事務所に就職し、53期、54期で更に需給バランスが崩れたので私の55期は就職先が残っていないとかそんなうわさ話が撒かれていたような記憶です。)、いまだにもって、就職といえば買手市場でなかなか就職するのは大変だという抜きがたいマインドが残っていたりします。
いつの時代の話をしているんだという気もしますが。
ニュースとしては就職市場が売手市場で人手不足ということは知ってはいますが、人のマインドというのはなかなか変わらないものです。
とはいえ、現在の就職状況というのが、私よりも前のバブル時代の就職のような(その時点では)将来の展望も明るいものなのかといえば、一旦就職した会社に定年まで居続けるというような時代でもないように思いますし、就職した大学生たちも相応に大変なのだろうなという感じはします。
どこに就職しようとも、就職したらそれで安泰などというわけではなく、しっかりと自己研鑽して実力をつけるということを怠らずに仕事をするということが大事だと思います。
フリーター半減目指す 政府、就職氷河期世代を支援 | 弁護士江木大輔のブログ (ameblo.jp)
