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アイビーリーグ学生の平凡な本・音楽紹介

アメリカ在住10年以上、某アイビーリーグ大学在学中のジャパニーズ・ボーイが気に入った本・音楽などを気ままに紹介するブログ。

こんにちは!eggstraordinaryです!

今日はボストン・マラソンが開催されました。
ボストン・マラソンというと、去年ゴール付近で自家製爆弾テロが起こった記憶が蘇ります。
ごく数週間前にそのあたりをバカンス中に歩いたりしていたので、本当に身近な事件でしたね。
テレビで観た血だらけの被害者たちの惨状、そして特殊部隊が町中に警戒網を張り巡らしている模様などは、まるで自分がよく知っているボストンとは思えないほどでした。怖かったですよ。
Boston Strong
今年は幸い何事もなく異状なしで無事終了したらしく、ほっとしました。なんと、何十年ぶりにアメリカ人が優勝したとか。いつもはケニヤ人とかですからね。今回の優勝者も、黒人の方ですけど(笑)
Marathon Winner

僕も高校時代陸上のヴァーシティー・チーム(日本でいえばレギュラー)で走ったりしていたんですけど(ただし短距離)、チームメイトや相手に黒人のランナー、多かったですね。しかも結構アニメやマンガが好き、っていう人が多かったり。不思議、不思議。いい思い出です。いまだに連絡とったりしています。

まぁ話題を変えて、今回紹介したいのが、レマルク著、「All Quiet on the Western Front」です。
All Quiet on the Western Front/Ballantine Books


第一次世界大戦の悲劇を、前線で戦っているドイツ軍歩兵の視線から描いた小説です。
ドイツはこの戦争で負ける運命。前線で戦っている兵士たちはドイツに勝ち目はもうないとわかっていながら、日々生き延びるための戦いを続けます。

学校の先生に説得されて意気揚々と志願したまだ18、19歳の青年たち。彼らの夢や希望は戦争という現実に衝突し、跡形もなく砕け散った。。。

主人公ポールは、同級生やベテランのカチンスキイ等と一緒に幾度も死線をくぐりぬけていく。終わらぬ破壊の連鎖と絶望の傍らに、彼らの強い友情は読者を感動させます。しかし、その仲間も一人ずつ戦火の犠牲に。。。
歴史にあまり残されない敗者の史観ですが、レマルクは敗戦国であるドイツの兵士が経験した第一次世界大戦を鮮明に描きます。国際協定によりその後禁止された毒ガスの恐怖や、一進一退の塹壕戦の描写は本当に心を揺さぶります。

gas mask
ガスマスクをしているドイツ兵。なんと犬もマスクを着けている?

この本は、戦争を非難していると言われてナチス政府に禁止されたりもしました。
個人的には19世紀後半以降の歴史はあまり興味の分野ではないのですが(やっぱり18世紀後半
から南北戦争までのアメリカが一番面白いです)、この本は一年に2回くらいは読んでいます。
あまり長くないので、皆さんも是非よんでみてください!

日本語訳も「西部戦線異状なし」のタイトルであるみたいです。
西部戦線異状なし (新潮文庫)/新潮社


映画化されてもいるので、そちらに興味がある方は観てみるのもいいでしょう。
でもやっぱり、原作を読んでみてください!戦争ストーリーに興味がない方も、絶対に読み始めたらやめられない傑作です。
ではまた!