自閉症っ子の決まったやりとり | 自分のままでのびのび楽に 性質を知って自分を知る 相手を知り寄り添う関わりを ケアする人凸凹さんを楽にしたい

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社会福祉士で知的障害者生活支援施設→現在発達凸凹さんゆっくりさんの児童デイ勤務。性質を知って、心に寄り添う関わり方で、セルフケアで。支援する人、子育て・家族のケアをする人が楽に、ゆっくりさん凸凹さんが自分のままでのびのび。

自閉症のお子さんの中には、決まった会話をする子が多いです。

いつも決まった話をし、返答も決められたものを相手に求める。


たとえば、私の関わっている子だと

・AのものをわざとBと言って、「え〜!?」とか「Aだよ」と言ってほしい
・こんなことがあったけど、これはいいことかだめなことか聞く→大抵だめと言ってもらいたい
・アニメのセリフを再現したい

などなど。


会話としては、変なものも多いです爆笑


でも、きっとそれが安心するんですね。


周りの大人は、適切な会話をしてほしいと思うことが多いですが、まずはそれでいいと私は思います。


自閉症の子は、臨機応変な人との関わりが苦手な特性があります。

でも、決まった会話でも人と会話をしようとする気持ちが大切だなと思うのです。

何と言ったらいいのかわからない。
わからないことを言われると不安。
でも、人と関わりたい。
その気持ちがとても大切です。

人と関わりたいという気持ちはコミュニケーションのきっかけになります。
その気持ちからコミュニケーションをたくさんすることができます。


人は信頼できること。
人と関わることは怖くないこと。

まず安心安全がわかって、楽しいと思えるようになると、コミュニケーションの力もぐんと伸びます上矢印上矢印上矢印


決まった会話をずっと続けていると、そのうち、違うパターンに広がったり、相手の発信を受け取ることもできるようになったりします。


まずは、人との会話が楽しいと思えることが何より意欲になり、発達の原動力になると思います。


変な会話ばかりしている、もっと普通の会話がしたい、人と適切な話をしてほしいなどと思うかもしれませんが、まずはやりとりを楽しむことから、人との関わりを楽しめるようになるように、保護者や支援者も楽しみながら、ゆっくり関わっているあげたらいいと思いますルンルン