患者さまの中には心の病気に悩む方もたくさんいます。
不妊治療を繰り返し、心が不安定になり
うつ病や統合失調症で悩んでいる方も珍しくありません。
妊活で気にするべき大きな問題だと思います。
うつ病の遺伝率は30~50%くらいだと思われていましたが
うつ病の遺伝子は見つかっていませんでした。
卵子提供では遺伝が気になる要素です。
卵子ドナーは心理審査もおこないます。
ただし、実際はうつ病の遺伝子は見つかっていませんでした。
先日、東京慈恵会医科大学で特定の遺伝子変異を持つウイルスに感染することで
うつ病がおよそ5倍発生しやすくなるという研究を発表しました。
うつ病は「遺伝」と「環境」の二つの因子がありますが
慈恵医大ではうつ病の原因遺伝子をついに発見しました。
ヒトと共生するヒトヘルペスウイルス6が生産するたんぱく質(SITH-1)があります。
そのたんぱく質が多い人ほどうつ病患者が多く
その割合が5倍です。
疲労によってヒトヘルペスウイルス6が増え、環境ストレスによってSITH-1が増え
最終的にうつ病が発症するメカニズムを解明したようです。
卵子提供をサポートする立場としても興味深い論文でした。
心に少しでも不安がある方は、まずは専門医に相談することをおすすめします。
東京と大阪で卵子提供説明会開催します。
参加は無料ですが、人数に限りがありますので早目にご予約ください。
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