卵子提供プログラムで、最も気になるのは遺伝についての情報です。
お子さまに病気等が遺伝する可能性を出来る限り低くするために、
私たちは遺伝子スクリーニングをおこなう必要があります。
卵子提供オンライン相談でも、遺伝についての質問は多いです。
遺伝についてのお話が大半をしめる時もあります。
それほど、卵子提供で気になるのは「遺伝」です。
今回は、「目の色」についてです。
視力は遺伝もしますし、環境も影響しますが、
「目の色」も遺伝子しますし、環境も影響します。
遺伝子は必ず卵子の雌性前核にある遺伝子と
精子の雄性前核に含まれる遺伝子を半分ずつ
均等に子供に受け継がれます。
目の中央にある瞳孔は、みんな黒です。
人種問わず、
全員、黒です。
瞳孔のまわりの虹彩の色は、人それぞれです。
目の色を決める遺伝子はたくさんありますが、
主に
15番目の染色体にある「EYCL3」
と
19番目の染色体にある「EYCL1」
です。
もう一つが、環境です。
虹彩の中にメラニン色素が多いと黒目や茶褐色の目になります。
虹彩の中にメラニン色素が少ないと青色などの薄い色の目になります。
メラニンは、紫外線から私たちを守ってくれる色素です。
太陽にたくさん当たると、メラニン色素が増え、眼の色は濃くなり、
太陽があまり出ない地域の人は、メラニン色素が少なく、眼の色も薄いです。
アフリカ系やアジア系は、濃い目をしている人が多く、
太陽があまり出ないヨーロッパでは、
メラニン色素が少ない薄い目が多いです。
眼の色は、24種類あります。
分類方法にもよりますが、24種類に分けることが多いです。
黒や茶色だったり、
青い目であったり、
ヘーゼルカラーであったり、
琥珀色であったり、
グレーに近かったり、
本当に多種多様です。
目の色は、黒いほど優性遺伝子で、薄いほど劣性遺伝子です。
ただ、眼の色は、大きく分けても24種類もあります。
たくさんの色が入り混じっている可能性がありますので
とても複雑です。
黒い絵の具に、緑色の絵の具を混ぜても、
なかなか緑色にはなりません。
黒い絵の具に、緑色の絵の具を混ぜても、
黒色の方が強いです。
同じように、眼の色は濃い方が強いのは確かです。
それでも、黒い目の人と、青い目の人が結婚しても、
青い目の子供が産まれる可能性はありますし、
黒い目の人と、黒い目の人が結婚しても、
どこかに青が残っていれば、
青い目の子供が産まれる可能性はゼロではありません。
実際、東北地方では、ブルー系の目の人はいますので、
その色が、どこかに混ざっていても不思議ではありません。
もちろん、稀なことではあります。
眼の色から遺伝のことを考えただけでも、
いろいろとありますので、興味ある方がいらっしゃいましたら、
是非、卵子提供オンライン相談の際にも、お尋ねください。
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