卵子提供プログラムを受けられる方々の大半は46歳~49歳です。
人には、それぞれのご事情があります。
卵子提供の決断が遅くなってしまう人もいます。
早発閉経やターナー症候群等で20代でプログラムを希望される人もいます。
いろいろなタイミングの関係で50代で卵子提供を決断する人もいます。
世界保健機関(WHO)や日本産婦人科学会では、35歳以上の初産婦を高齢出産と定義しています。
高齢での妊娠は妊娠中毒症等のリスクも高くなり、出産へのリスクも高くなります。
医療技術の進歩で、ご高齢での妊娠や出産は可能になってきたとは言うものの、リスクがあるのは間違いありません。
妊娠中毒症とは、正確には「妊娠高血圧症候群」といいます。
妊娠20週~出産後12週までに何らかの原因で高血圧がみられる症状です。
重症になると母子ともに非常に危険な状態になる可能性があります。
妊娠中毒症は、まずは早期発見をし、状況や妊娠週数と照らし合わせながら、
生活習慣などを一つずつ見直し、対応していく必要があります。
幸い、大きな問題に発展された方からのご報告はありません。
ただ、高齢出産には良い情報もあります。
高齢妊娠・出産された方は、人生経験もあり、より豊かにお子様を育てられるという報告もあります。
ハーバード大学が1997年に発表したデータでは、40代で出産を経験された人が100歳まで生きる可能性は
通常の4倍という調査結果も出ています。
原因はわかっていません。
イェール大学の研究では、40代・50代で年齢を重ねることをポジティブにとらえている人は、
ネガティブにとらえている人よりも平均寿命が6年~7年長かったという報告があります。
ご出産によって、長生きする事にポジティブと考えた結果、
「40代で出産を経験された人が100歳まで生きる可能性が通常の4倍」という結果が出たのかもしれません。
高齢妊娠や高齢出産は、若いうちに卵子凍結をするか卵子提供でないと
成功する可能性は非常に低いかもしれません。
不妊症も妊娠中毒症も、早期発見が大切であり、早目に対応していくことが大切です。
東京と大阪で卵子提供説明会開催します。
参加は無料ですが、人数に限りがありますので早目にご予約ください。
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