不妊治療中のサプリメント
私たちは、移植前から患者さまに、妊娠しやすい体づくりをする一環として、厳選したサプリメントをお渡ししています。
アメリカの医療用のサプリメントです。
卵子提供を含め、不妊治療は母子共に、健康な妊娠生活と出産を目指して治療をおこなう必要があります。
そのため、少なくても、妊娠が安定するまでは、健康な体を補助するためにサプリメントをご用意しています(妊娠中も必要です)。
妊娠中のビタミンA
私たちのお渡しするサプリメントには、ビタミンAが含まれています。
「妊娠中は、ビタミンAを摂取してはいけないと聞いたことがありますが、大丈夫でしょうか?」
「インターネットから専門家からビタミンAは不妊治療中や妊娠中は摂取してはいけないと聞きましたが大丈夫ですか?」
患者さまからの、非常によくある質問です。
「妊娠中は、ビタミンAを必要としない」というのは間違っています。
ビタミンAは、不妊治療中から妊娠中まで、必要なビタミンです。
ビタミンAは、免疫機能の維持に役立つビタミンです。
妊娠中は、胎児の細胞の分化にも関わり、健康な赤ちゃんをお腹の中で育てる重要なビタミンです。
もし、妊娠中にビタミンAが不足すると、胎児の発育不良を招き、奇形を招く可能性があるため注意が必要です。
普段の食事から充分なビタミンをとっていると思われても、足りないことがあります。
妊娠中のビタミンAの不足は、非常に危険ですので、サプリメントにはビタミンAを含める必要があります。
危険なのは、ビタミンAの過剰摂取です。
ビタミンAの不足時と同様、ビタミンAの過剰摂取も胎児の奇形を招く可能性があり、流産する可能性も高くなります。
そのため、必要容量以上のサプリメントをとったり、自己判断で大量に摂取するのは非常に危険です。
ビタミンの過剰摂取も欠乏症も危険
大切なのは、私たちの指定通りにサプリメントを服用し、他に飲むサプリメントなどがあれば、必ず、相談することです。
普通は、健康的な食事をとれば、充分なビタミンAを摂取することは可能です。
ただ、健康的な食事をされていると思われても、ビタミンが不足している人はたくさんおり、最低限のビタミンを補助するのも大切です。
不妊治療に良いと極端に偏った食生活をされる方もいますが、極端な食生活により、必要とするビタミンが不足することもよくあります。
ビタミン過剰摂取も危険ですが、ビタミン欠乏症も非常に危険なのは、忘れないようにして下さい。
私たちは適切にビタミンAの摂取を指示しています。
インターネットでは専門家でなくても貴重な情報を得られる重要な場所かもしれませんが
勘違いしてしまうような情報もたくさん出ています。
そのため米国生殖医療学会では、「専門家のためのページ」と「患者さま向けのページ」にわけて情報発信していますが
専門家向けなのか、患者さま向けなのか、宣伝目的のページなのか、わからないようなページだと非常に危険です。
実際、ビタミンAは必要ないと思っている患者さまはたくさんいますので注意が必要です。
東京と大阪で卵子提供説明会開催します。
参加は無料ですが、人数に限りがありますので早目にご予約ください。
予約は、こちらから
卵子提供の相談はZOOMで。
予約はこちらから