【太極拳、カンフーの疑問】何故?アチョーって言うの?まあブ○ースリーさんが悪いわけではないですが | 東京 護身術、中国伝統武術 掌友会のブログ (東京)

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あるカンフーの映画や、また映画の中や皆さんがカンフーの

真似をする時に、なぜかアチョーと言ってますよね?

最近は減ってきたと思っていたのですが、まだまだ小学生の

カンフーは「アチョー」が多いようで、間違ってもフンとか

ハッ!とかそう言う声はマニアからしか聞こえません。

ではそもそも何故、カンフーの真似をする際にはアチョーと

言うようになったのでしょう。




知っている人は知ってますよね。


何も知らない方のために少し書きますと、、、

李小龍(ブルースリー大老師)の映画がきっかけです。

では何故ブルースリー老師はチョーと言うのでしょうか?

気合いなのでしょうか?威嚇なのでしょうか?日本武道でも

剣道などでは近い声を聞くことができますよね。(剣道の試合を

見てみて下さい)ではやはりあの「アチョー」と言う声は掛け声

出会ったり気合いであったりするのでしょうか?

また、他のカンフー映画ではブルースリー老師のような声は出し

ていないのは何故なのでしょうか?同じカンフーの太極拳も同じ

ように声を出していないのは何故なのでしょう?


その答えは中国武術(カンフー)の流れの源流少林寺にあります。

少林寺より伝わった武術の戴氏心意拳と心意六合拳には雷声(ライセイ)

と言う日本武術の気合いとは違う理論で出る、声(音)があります。

その戴氏心意拳と心意六合拳が様々な地方で変化し、ブルースリー老師が

やっていた流派の中にやはり雷声として残り、ブルースリー老師のアレンジ

を得て一見聞いたところ日本人の我々には「アチョ!」と聞こえ、伝播

していったのではないかと思います。私の子どもの頃にもみんなが映画の

真似をして「アチョ!」と言っていました。私はその頃、映画には興味が

無く、みんなについていけず寂しい思いをしましたが、その後、アニメの

「北斗の拳」を見て「アチョ!」の使い方を知り時代遅れの衝撃を得てい

ました。

今でも、小学生たちの数人は功夫カンフーといえばこの「アチョ!」といい

何故か太極拳のポーズをとって真似してきます。すっかり日本の掛け声はこの

「アチョ!」になってしまいましたね。


私のやっている戴氏心意拳は雷声で五声あり基本的には「ホウ」と言っている

とのことです。中々そのようには聞こえませんけどね。

李小龍老師は八鶴拳も勉強されたのでしょうかね。戴氏心意拳や心意六合拳を

やったとは思えないのですが、香港近郊だとやはり雷声っぽい声を出すのは

八鶴拳かな?と思ったりします。

カンフーの世界は深いですね。


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