2023/04/22、23
宮崎県八卦掌セミナー
今回の宮崎県八卦掌セミナーの目的は会員さんの底上げだったので
そこそこ上手くいったと思ってます。元々、皆さん練習をよくしてい
てくださっていたようで、修正も楽でした。
宮崎県八卦掌、戴氏心意拳セミナーの一コマ。↑
走圏
初めての方はもちろん難しいでしょう。
まずは歩き方を覚えることが、一番の課題です。何度も練習してやり方を
頭の中に入れてしまうことが肝心です。初めての参加者の方にはまずは足
の動きだけをやってもらい、足の動きをなんとなく覚えてきたら、腕をつ
けて、そのあとは順に要求を加えていきました。
既に一年以上稽古に参加されている方たちに多い問題は“ねじる”こと
でした。自分では腰を捻っていると思っていても、実際には腕をねじ
ってしまっていて、ウェストが捻れない問題が発生していました。
ただ、問題点の指摘と動かすべき部位と動かさなくても良い位置を
説明し、意識しながら稽古していただきました。
掌法
基本五式を中心に稽古してもらいました。この基本の五式ができなけ
れば、その後の理解ができないのでこの五式は慎重に指導させていた
だきました。
掌友会では※単換、探掌、蓋掌、帯手、反背錘を五式と言って基礎練習の型としています。
発勁練習
対練ですが、型ばかりやっていても飽きてしまいますので、発勁練習
をしました。攻撃側と防御側に分かれて長い力で相手を飛ばします。
その際に腕の勁力が切れてしまう問題が多く見られました。押したい
意識が強く出てしまい、相手にインパクトする瞬間に勁を保てなく
なってしまいます。この問題には腕をまっすぐにして、相手に体当たり
することで感覚を促しています。しかし、これまでずっと勁なんか意識
してこなかったわけですから、習得には時間がかかります。これからに
期待したいです。
戴氏心意拳
戴氏心意拳の講習者も一名、来くださいました。その方は非常に理解が
良く、丹田功はかなり良いところまで行きましたが、虎歩はやはり難しい
様子で、苦戦されておられました。戴氏の発勁で発勁練習もしましたが、
これもまたかなり良いところまで行っているような気がしました。その方
は他流派の教室を持たれている先生で、やはり一つ何かのレベルを上げて
いると他の似たカテゴリのことが自然にある程度のレベルまで出来てしま
うようです。RPGゲームみたいですね。
中国伝統武術 掌友会 宮崎支部、八卦掌、戴氏心意拳セミナー
顛末
今回は、戴氏心意拳の兄弟子である、原田先生も八卦掌を習うという名目
で遊びに来てくださいました。久々にお会いしたので、テンション上がり
ましたが、お土産までいただいて本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
他の会の先生も戴氏心意拳を体験に来てくださって、誠にありがたい限り
でした。向こうの生徒さんがだいぶ以前に動画で見た時よりは、良く練習
したのか、悪くないレベルにはなっていた。これに関しては支部長の竹田
先生のおかげであろう。お疲れ様でした、そしてありがとう！硬さと速さ
についてよく指導させてもらったと思う、ものには段階がある。まずは形
ができて動きを追求していく、その中で最初は出来ることが大事でそして
力を入れてその後、早くしていく。最初は高い位置でも良いと思うが、徐
々にある程度低くしていく。生徒さんたちと竹田さんのレベルの違いと練
習内容の違いも説明しておいた。
東京本部からはAさんとSさんがわざわざ来てくれた。非常に心強かった。
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