昨日、土曜日練習に長年付き合いのある友人が遊びにきてくれました。
楊式太極拳の伝人でかれこれ付き合いは10年以上になるでしょうか。彼は伝統武術の人間であり競技の推手にも行くとか出場し階級において優勝をおさめたりしている猛者であります。
土曜日は実は太極拳推手倶楽部の練習生がいないので掌友会のメンバーと、推手ならぬ摩手にて遊ぶことになり、私の友人の彼と掌友会のメンバーで少し崩しあいをやりました。
それぞれの人間がそれぞれのレベルにおいてその彼を触ったときの反応が違って大変楽しかったです。
あーうーと言う人。
これはだめだと実力差がわかってしまう人。
とにかく押してみる人。
唯一、家の懐に入って1ヵ月経っていない人が彼の足を少し動かしました。彼の光る才能がそうさせたのかまたはビギナー故の力なのかそれは分かりませんがすごいことです。
それぞれに本当の太極拳の推手を味わって頂いたがと思います。
帰り道に彼といろいろ話していました太極拳がいかに難しいかと言うことや、太極拳ではおそらく強くはなれないだろうと言う話など、ちょっと切ない話もありましたが、私も彼も太極拳を20年以上稽古していますから見えてくるものがあるんでしょうね。
彼が来た土曜日に参加したこのメンバーはこの日おそらく大きく成長したかと思います。武術の奥の深さ技巧ではない武功を積むと言う難しさ…この辺もわかっていただいたのかなと。
日々の積み重ねですね。