香港へ出張へ行ってブルースリーの像と写真を撮ってきたAさんがニコニコ顔でやってきた。香港もカンフー離れが進んでいるようだとのこと、日本も時代劇剣劇離れをしているようなので、似たようなものですね。
↑この中にはAさんはいません!
私はもちろんブルースリーの像を壊してきたんですよね!?と何かを期待して聞いてみるが
東京の方にはボケも突っ込みも通用せず!あえなく敗退!
しかし、Aさんから香港での優良情報をゲット!
それは、香港のある公園で二人が推手のようなことをしていてその周りからさらに二入が押したりして練習していたとのこと!
それに対しても、もちろん中国伝統武術 掌友会のAだけど推手つよいの?
くらいは言ってくれたのかと思っていたら、「いやー、遠くからみてるだけでしたよー^^;」
がっかりである!東京の人は突っ込みとかしないから…
大阪の人、入会希望!(交渉次第で入会金とかまけるよ!)
練習自体はいつもの通り。
準備運動から基礎練功、掌法や手法を練習し対練した。
八卦掌は掌法の初手5法を重点的にやってもらって、中指導員のAさんは八大母掌の後半を
復習してもらった。
戴氏心意拳は入って間もないSさんに五行拳の横と壁を覚えてもらった。
横拳の形は覚えるのは非常に楽である、中身が難しいが横拳は素人さんでも簡単に真似できる。問題は壁拳でSさんもキックボクシング出身なのも手伝って壁拳を何とか形になるくらいには持って行けた気がする。最初に壁拳の用法を見せてそれに型を合わせると男子は妙に覚えがよい。用法と型が一致するからだと思う。何か武術を練習して入ってきた場合は喜ぶべきところと、悲しむべきところが光と影のように現れる。
それは、癖である。今までしっかり稽古してきたらしてきただけ、その武術、格闘技、武道のくせが抜けにくい。それがSさんにあるようで無い。良い傾向である。Sさん自体はパワーもあり覚えも良い、良い道場に通われていたのかもしれませんね。
今日は散手はやりませんでした。メンバーは良かったのですが、逆にメンバーがよいと形をしっかりやりたくなってしまう。そのうえで散手でも対練でも何でもやりたい。
陽気も良かったので少し汗ばんで、最後の圧掌対練や小圧掌対練は手にだけ汗をかくという半端になってしまった。
発勁練習対練もやりあまり言葉を使わず、観ることで発勁を理解して再現してもらった。個人的には見取稽古がかなり良いと思っていてこのやり方は好きです。言葉で何々勁とか言ったところで結局できない人間が多いので、見たものは取れる訓練をすることが、彼らの早道だと思っています。私もよその講習会では口で説明もするけど、やはり見取稽古が良い稽古だと思っています。
再来週の忘年会の話を少し打ち合わせて、練習終了でした。
皆さんお疲れ様でした。
中国伝統武術 掌友会
江口 博