【護身術】肘法 ひじうち | 東京 護身術、中国伝統武術 掌友会のブログ (東京)

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【護身術】肘法
肘打ちは護身術にとって切っても切り離せない技と言っても過言ではないでしょう。威力が強く、使い方によっては起死回生の技であると言えます。しかし射程距離が短いことで強制的に狙ってことは難しい技として見られがちではないでしょうか。
・基本的には危険な故、使わない技
心意拳や八卦掌にも多くの肘打ちがあります、そこには受動系と能動系と別れており、そしてその多くは狙って出していけます。
護身術においては相手がこちらに何かをしてくるという想定が既にありますので非常に狙いやすくうまくすればカウンター効果も期待できます。もし いちど外したとしても相手に恐怖を植え付け相手の攻撃の抑制効果も期待できます。
威力があり過ぎて武術や格闘技においてはスパーリングや組手では多くの流派で使わない技となっています。
 
・子供さんや女性の肘打ちも危険レベル
3、4歳の子供を抱えていて体を横に回された時に偶然肘が当たり顔が少し腫れたことがあります。体重8キロ前後の子供でさえ大人の男に怪我を負わせることもできます。まあ、しかし3、4歳ではそもそも護身術にもなりませんが。
それくらい肘打ちには威力があります。ムエタイ等肘打ちありの格闘技でも肘打ちでよく顔を切るなどの怪我があります。
 
・肘法に妙あり
と言われるほど多くのコンビネーションが考えられます。しかし、初心者の方はもちろんわかりません、良い護身術や武術、格闘技の先生に習ってください。
・打撃だけど組んでから打つべし!
肘打ちは打撃系です、しかし発動はほとんど組んでから行います。もちろんパンチやキックの後にも狙っていけます。
 
・解禁術にも使える。
解禁術(拘束を解く法)にも肘打ちは使えます。掴まれたところの相手の手等に足踏みと同時に肘打ちしてみて下さい。この事知らない素人ならばほとんどの場合は離してしまうでしょう。
 
掌友会でも肘打ちは寸止めまでです。ただし練習はします、中国武術も多くは肘打ちは危ないため禁止となっています。普段は使わないから出ないかなと思って組手(散打)してると技の中に隠れて入っていて思わず当ててしまうということもあります。気を付けていきたいですね、しかし研究してみると面白いものです。
 
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