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銘木屋のひとりごと

京都の老舗銘木店の経営者という観点から、日々の生活を通じた京都の老舗が守り伝えてきた衣食住にまつわる伝統的な暮らしの文化を少しでも世間にご紹介していきたいという願いで拙いブログをはじめました。

今年も11月下旬となり、いよいよ気忙しくなってまいりました。

人間も齢を重ねてくると、日々の生活がマンネリ化してしまい、

何事に対しても喜びや感動すること失い、

ついつい時間だけが経過して、気がつけば

一年があっという間に過ぎてしまったと感じてしまいます。

まさに「光陰矢のごとし」です。

 

最近、ほっとするひと時があります。

自宅のマイルームでテレビを視るのですが、

私は若い頃よりクラシック音楽を聴くのが趣味で、

よくレコードやCDを買ってステレオで聴いていました。

 

ところが最近のテレビはYou Tubeも視聴できますので、

You Tubeのクラシックのなかから好きな曲をテレビでチョイスして、

音声は光デジタルケーブルでオーディオアンプに繋ぎ、

画面の映像とともに、リアルなオーディオサウンドを楽しんでいます。

 

スピーカーはもっぱら、DARI ZENSOR 7(ダリ ゼンソール7)で、

設計はデンマーク製(工場は中国)ですが、

繊細でデリケートな高音域、瑞々しい透き通るような中音域、

地響きのするような重低音まで見事に再現してくれます。

長時間聴いていても疲れないナチュラルなサウンドです。

 

 

 

 

WiFi環境さえ整えておけば、You Tubeは無料で視聴できますので、

最近、CDを買うことが殆ど無くなりました。

そして自室にいらがら、まるで生のコンサートを聴いているような

そんな雰囲気が気軽に味わえるのです。

えらい便利な世の中になったともんだと感心しながら

癒されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一昨日は久々にセキスイハウスの

関西地区と名古屋地区の設計担当の方々だけの京都での

和室や伝統建築の勉強会があり、

北村美術館に隣接した「四君子苑」を見学されたあと、

弊社において銘木と数寄屋建築の勉強会をされました。

 

皆さん住宅建築のプロの方々ばかりですが、

本格的な和室の仕事はほとんど無いようで、

普段は和室の床の間の材料も貼り物が主体なので、

無垢の北山杉の丸太や松やケヤキの板など興味津々で

手に触れて見ておられました。

 

八畳の茶室モデルルームでは、実際に畳に座っていただき、

座った目線で部屋全体見てもらいながら

京間の畳の大きさと鴨居の内法とのバランスの良さなどを

実際に見て、肌で感じていただきました。

 

質疑応答になると、

お茶の点前ができる炉と床の間の位置関係のことやら、

畳の敷き方、下地窓や障子のことなど、

いろいろな質問責めにあいましたが、逆にセキスイハウスの皆さんの熱意に凄いパワーを感じました。

 

 

 

 

 

そのパワーを今後の住宅設計に少しでも取り入れていただき、

建て主様にどんどん和室や床の間、和の空間の素晴らしさをピーアールしていただき、ひいては国産材や銘木の需要の拡大につながれば

銘木屋としてこの上ない喜びです。

 

 

今年の9月は50年に一度という大きな台風が2回も到来し

全国各地に多大な被害をもたらしました。

 

私どもの会社も7月末の台風12号で倉庫の屋根瓦が飛び、

大きな被害をうけましたが、9月4日の21号で同じところが再び被害をうけ、泣きっ面に蜂というのか、自然災害の猛威に精神的にも経済的にも叩きのめされました。

 

こればかりは相手が自然現象なので致し方ありませんが、

倉庫も老朽化しているので、この際、屋根全体の瓦を下ろして、

しっかりした板金屋根に取り替えようと思っていますが、

屋根工事の業者さんも超多忙で全く来てくれません。

まるで暗剣殺と天沖殺が一度にやってきた9月でした。

 

さて、昨日、横内敏人建築設計事務所の横内先生がおみえになり、

現在進行中の店舗の現場の飾り柱を選んでいただきました。

 

横内先生は北山丸太や雑木が大変お好きで、

以前よりよくインテリアに使っていただいております。

 

 

 

 

今回は、お施主様のご希望もあり、

赤松皮付丸太、樫皮付丸太、コブシ皮付丸太、

北山天然絞丸太など、野趣溢れるものを選ばれました。

これらの柱が玄関から続く廊下やホールにランダムに使用されるということで完成した姿を是非見てみたいものです。