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銘木屋のひとりごと

京都の老舗銘木店の経営者という観点から、日々の生活を通じた京都の老舗が守り伝えてきた衣食住にまつわる伝統的な暮らしの文化を少しでも世間にご紹介していきたいという願いで拙いブログをはじめました。

皆様、新年明けましておめでとうございます。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

 

今年の冬は暖冬と天気予報などで聞いておりましたが

寒さが身に凍みる年明けとなりました。

インフルエンザや風邪が流行っているそうなので、

常に防寒を心掛け、手洗い・うがいを励行して

風邪の予防には十分気を付けて下さい。

 

年明け早々、某設計事務所様から北山杉の面皮柱の

ハツリ仕上げの注文をいただきました。

通常は面皮というものは北山丸太を面のところだけ丸みを残して

あとの部分は鉋で平らに削って作るのですが、

平らな部分を敢えて手斧(チョウナ)でハツったままにして、

凸凹をつけたままで納めるというものです。

 

手斧でハツった凹凸の陰影と手触りが北山丸太の上品な景色に

変化を与え、粗野な趣きが加わり、実に面白いものです。

 

丸太の面だけ皮を残し、あとの部分は電気鉋で平らに

削っておく

 

削った平らな部分を手斧(チョウナ)で

ハツってハツリ目(ナグリ目)をつけていく

 

ハツリ目を残した茶室の水屋柱(右側の柱)その1

 

ハツリ目を残した茶室の水屋柱その2

 

大変つまらないブログですが、

何とか今年も続けていきますので宜しくお願い申し上げます。

 

今年もいよいよあと10日となり、

コンビニやスーパーでもサンタの格好をした店員さんを

あちらこちらで見かけるようになりました。

気分は何となくせわしいようで、実際はそうでもないので複雑です。

 

ところで話は変わりますが、NHK国際放送「Core Kyoto」とは、

1200年の歴史を持つ古都京都の伝統文化を

脈々と受け継いできた京都の様々な文物・行事や、

そこに関わる人々の営みにスポットをあてながら

「京都の多様な文化のCore(核)」を世界に発信する番組です。


今回のテーマは「北山杉」で、北山杉を使った茶室や数寄屋建築の

見どころを紹介しながら、 同時に京都・北山における四季折々の

磨き丸太の製造工程などを織り交ぜ、

また庭木に用いられる北山台杉の移植風景なども紹介されます。
銘木屋の弊社では建築材料としての北山杉・北山丸太の種類や用途とその使用例として八帖のモデルルームが紹介・取材されました。

 

 

 

 

この番組は2017年1月に既にインターネットで

英語版で配信されたのものですが、

この度は日本語のナレーションで

来週12月27日(木)14時~14時28分 NHK BS1で放送されます。

ご興味のおありの方は是非ご覧下さい。

 

 

 

今年もいよいよ12月も半ばとなり、

真冬の寒波の到来で寒さが身に凍みる季節となりました。

私も風邪をひいて胃腸をやられてしまい、

胃が活動せず、下痢つづきで、

ここ数日は素うどんとお粥の日々を過ごしています。

 

ところで、さる11月14日に関西地域で放送されたのですが、

読売テレビの「かんさい情報ネットten」という番組のなかで

「若一探検隊」というコーナーがあり、

そのなかで北山杉が特集され、詳しく紹介されました。

 

北山杉の里の風景、北山杉のルーツとなる神社の大杉、

600年前に始まったとされる台杉の株、そして伝統的な枝打ち作業

などが紹介され、最後に秋から春にかけて開催される月1回の

市場のセリの様子も紹介されました。

 

 

 

 

 

その市場のセリの様子をテレビのスタッフさんが撮影されていたのは

知っていたのですが、市売り終了後に私が買い方を代表として取材を

受けることになり、約4~5分喋らせていただきました。

 

 

 

 

 

 

実際に私の話が放送されたのは1分弱ほどでしたが、

茶室や数寄屋建築の材料として、素朴で簡素でありながら

尚かつ瀟洒な気品のある風情を醸し出せる素材は

唯一北山杉・北山丸太しかなく、

ほかに代替できる材料は無いということをお話ししました。

私の喋ったことを字幕まで付けて紹介していただいて

本当に感無量でした。