スピリチュアルなお話:その9 生命という力のお話ー3つ目 | こめじるしるーむ

こめじるしるーむ

誰しもが自分として在る事が一番大事。そう信じています。

 

 

前回のお話の続きです。

 

 

 

自我は生命(神)になりたがっている 

 

自我は私たちを生かし続けている生命から力を奪い、自分が生命になりたがっています。

この自我の働きはルシファーという堕天使の話しに見る事ができます。

ルシファーは元々は神の元で働く天使でしたが、神に反旗を覆し堕天してしまいました。

ルシファーの目的は神の座を奪う事なので、地獄から神を攻撃し続けています。

 

このルシファーの働きが、そのまんま自我に当てはまります。

自我は、自らを生かす生命を隠し、自我である「私」こそが「神なる命」であると主張します。

この主張によって、本当の命が隠されてしまいます。

 

 

生命を隠す自我

自我の目的は、自分が「生命」になる事ですから、

本物の生命が見えていては都合が悪いのです。

ですから、隠します。

隠して、自我である自分が「生」の中心にあり、

自分の主張は生きていく上で全て正しいと言う妄想を語り続けています。

 

 

 

生命を隠すという事 

 

生命を隠すという事は、そこに在るあらゆる素質を隠すという事です。

前回のお話で代表的な3つの要素を書きましたが、

自我という幻想によって命そのものが隠されると、幸福・愛・喜びという要素が隠されます。

そのため、私たちの心はそれを求めて、彷徨うようになります。

あちらこちらにいき、様々な事に一喜一憂しては、

どれが自分に幸福を授けてくれるのか、どれが私に愛を与えてくれるのか、

どうすれば喜びに辿り着けるのかと、目に映る様々なものにそれらを期待しては、

自分にとって利になるものとならないものに分類して、自分の良し悪しの判断に執着します。

そうやって、自分の利にならないものを「悪」と見て敵対し、攻撃対象に加えます。

自分が苦しいのは、自分に喜びを与えてくれない、それらが悪いのだと主張するのです。

この主張は、他人や社会と言った外側に見えるものだけではなく、

自分自身にも適応されます。自我の心には、常に自分を苦しめる悪が存在しています。

そして、その悪を懲らしめれば、自分は幸せになれると錯覚するのです。

 

自我にとって、苦しみの原因は、自分に苦しみを与える全ての要素になります。

しかし、本当の苦しみの原因は、自我による間違った認識にあります。

自我が本当の生命を隠して、「私が生命です」というような間違った主張をしているので、

自分に幸福や喜びを与える生命の力を上手く感じる事が出来なくなり、苦しくなるのです。

 

 

 

 

少しずつ自我から自由になる 

 

私が良くしているものを1つご紹介します。

 

 

自分の正しさ(考えている事)を疑う

自分の考えている事に対して「それは本当に正しいのか?」と問いかけます。

この問いかけでは、次のような反応が起こりやすいです。

 

・強い反発

自我は自分の間違いを認めないため、この質問が間違っていると主張します

・正当化

自我は自分が正しい事を証明するために様々な正当性・言い訳を用意します

・無視

自我は自分の間違いに気付かれたくないため、この質問を無視します

・別の事に意識を逸らす

その考えの中に間違いがありそれに気づかれたくないため、別の方向に誘導します

・分からない

自我が揺れ動き、力が弱っています

 

それぞれが起きた時の対処法です。

 

・強い反発

反発が起こるという事は、そこに見られては困るものが在るという事です。

この感覚を無視して「それは本当に正しいのか?」と自分に何度か問うて下さい。

次第に反発の力が弱っていきます。

 

・正当化

浮かんでくる全ての正当化や言い訳に対して「それは本当に正しいのか?」と

解いてください。次第にこの問いかけにウンザリしてきますから、

その時に畳みかけるように「本当に、その考えは正しいのか?」と説いてください。

良い訳が用意できなくなった自我は、次第に大人しくなっていきます。

 

・無視

この質問は無意味だと感じる場合、自我が何かを隠そうとしています。

そのため、この質問に答えたくないと思った時には、

自分が今考えている事には何か間違っている所があるんだなと捉えるようにして下さい。

 

・別の事に意識を逸らす

まずは、自分が当初とは違う事を考えている事に気付いてください。

そうしたら、自我が何かを隠そうとしていて、それは重要な事だと捉えて下さい。

改めて、自分の考えに戻り「それは本当に正しいのか?」と問いかけます。

意識が逸らされようになったら、直ぐにこの考えと問いかけに戻るようにします。

 

・分からない

自我の間違いを特定できるので、恐れずに自分の心を覗いてください。

ここで逃げたくなる場合、無視や別の事に意識を逸らすの方法をとってみてください。

 

これを行うためのコツは、自我についてよく知っておく事だと思います。

自我は生命や真実に辿り着く言葉に反発するものです。

この反発を突破したとしても、自我は次の関門を用意します。

「私は他の人達よりも真実に近づいた」というプライドを生じさせ、

それを栄養素として、自我そのものを肥大化させていきます。

ですから、反発にもプライドにも、どちらにも関心を向けないように心がけます。

それらの感覚に、さほどの価値を見ないようにしておくんです。

 

自我は生命を隠し、生命に到達する事を何時でも邪魔してくる何かだと捉えて、

どんな反応が起きても「ああ、自我が何かしているな」と考えて見て下さい。

自我の反応をあまり重く考えずに、落ち着いて自分の心を眺めて見るんです。

 

上記の「自分の正しさを疑う」という姿勢も、こんな風に使ってみてください。

例えば「私は誰からも愛されていない」と言う考えを持った時に、

「それは本当に正しいのか?」と自分に問いかけるのです。

自我は、自分が愛されていない理由をいっぱい用意するかもしれませんが、

その都度「それは本当に正しいのか?」と問いかけてみて下さい。

次第に、自我の元気がなくなっていきます。

自我の元気がなくなって来ると、その合間を縫って生命の力が表に出てきます。

生命が表に出てくると、自我の「私は誰からも愛されていない」という

間違った思い込みが破壊され、生命がその考えを修正します。

「私には愛が在る」「私には愛する力がある」「私が愛から隠れていた」というように、

正しい情報に置き換えて、「愛されていない」と感じていた時よりも、

ずっと多くの愛を体感しながら日々を過ごせるようにしてくれます。

 

 

 

 

**********
 
心からの感謝と愛をこめて…☆
KOMEJIRUSHI *ROOM(SITE):http://komeroomlove.cart.fc2.com/
無料のメッセージ:http://tzaphki777.web.fc2.com/mb_ringosan.html
 
**********