スピリチュアルなお話:その5 自我のお話ー3つ目 | こめじるしるーむ

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誰しもが自分として在る事が一番大事。そう信じています。

 

 

自分が気分よく過ごしている時にそれを妨害するかのような思考が働く事があります。

「こんなので良くなるはずがない」とか「もっと現実をみるべきだ」とか、

色々とありますが、その言葉は今の自分を否定するかのように働きます。

このような思考そのものを「エゴ=自我」と呼ぶ事がありますが、

これそのものが自我という訳ではなく、

このような思考は自分に刻まれた思い込み(信念)から来る思考です。

 

自我のお話の1つ目で説明しましたが、自我は道具(プログラムのようなもの)です。

自我が今ここで機能しているのであれば、そこには自我を使っている生命があります。

生命はそれぞれの人を使って様々な表現を取ろうとし続けていますから、

各々が活動するために必要となるものを与え続けようとしています。

この「生命の流れ」への抵抗となってしまっているのが、冒頭に書いたような思考です。

 

 

 

制限をもたらす思考癖 

 

それぞれの個人には役割があります。

そして、自分にできる事(役割)は、全て自分に刻まれています。

生命はそれを活用して、アナタと言う存在がこの世界で生を謳歌する事を願います。

アナタが得意とする事をして、アナタが願う事を経験して、

この世界の中で十分に「自分を通じて生命の喜びを感じる事」を願っているのです。

 

ですが私たちは、人の社会で生きていく中で

このシンプルな生命の流れに抵抗する考えをいくつも身に着けてしまいます。

 

 

 

セルフイメージ

 

自我とは簡単に言えば「個人的な私」という感覚そのものを指します。

だからこそ、誰かの言葉が「私の事を指している」と判断すれば、

自我はそれを自分のものとして取り組みます。

 

 

ここに書いた事は、全て「誰かの発言」に過ぎないのですが、

自我は自分に向けられていると判断したこれらの言葉を”自分自身”と判断し、

自分を現すものだと信じ込むようになります。

こうやって、自分に沢山の制限をもうけてしまいます。

 

「自分は頑固だから、柔軟な発想はできない」

「自分にはしなければいけない事が沢山あるから、したい事なんかできない」

「私は出来の悪い人間だから、そんな挑戦はとてもじゃないができない」

「私はみっともないから、人前に出るような真似はできない」

 

こんな風に沢山の「私は○○だから」が自分の内にありますが、

これらの大多数は正しい視点ではなく、誤った認識です。

これらは誰かの言葉なので、その言葉を放った誰かを現すものなのです。

「アナタは頑固だ」と言った人は、自分の思い通りにならないこの人に

苛立ちを覚えてそのように言ったのかもしれません。

だとしたら、この人を自分の思い通りにコントロールしようとしていた

この人物こそが、融通の利かない頑固な人間と言う事になるでしょう。

 

 

固定概念

「常識とは 18 歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない」

天才として名高いアインシュタインが残した言葉と言われているものです。

この言葉にあるように、常識は絶対的な真理ではなく、

自分が”そうである事が正しいと思い込んでしまっている何か”でしかありません。

だからこそ、これも多くの制限を自らに設けています。

 

私が何度も繰り返し伝えている

「こうでなければいけない」

「こういうものだ」

「こうしなければいけない」

「○○でなければ」

などと言う思考、それが自分にものすごい制限をかけています。

 

 

お金がもっと欲しいと思って、お金の流れが良くなるように色々と行ったとしましょう。

 

 

自分の意識の中では、改善の為に色々と行ったので、

お金の豊かさが自分に向けて流れてきているはずだと期待しています。

しかし、自分の内側に「○○でなければ」という類の思いが入り込んでいると、

実際に起こる流れは次のものになってしまいます。

 

 

 

お金を手に入れる方法はこれしかない、というような思い込みがあると、

お金の豊かさが入って来るルートが一部分だけになってしまいます。

厳密に言うと、それ以外にも沢山の可能性があるのに、

自分の内にある固定概念のせいで、それ以外が見えなくなってしまうんです。

だから、結局は今までと同じようにお金を稼ぐしかないんだと考えたり、

やっぱり自分はこれだけのお金しか手に入れられないとガッカリしたりする状態が生じます。

 

今よりも多くのものを引き寄せたいと思うのなら、

多くの流れをせき止めてしまっている自らの内にある固定概念を外す必要があります。

ですが、自我は自分の内にあるこの固定概念を「常識」だと思い込んで、

それが正しいという判断を下してしまっている事がしばしばあります。

だからこそ、自我のこういった動きに惑わされず、

自分が正しいと思い込んでいる”常識”を疑い、そこを改善する勇気が必要になるのです。

 

 

* * *

 

 

「自分が気分よく過ごしている時にそれを妨害するかのような思考」が働くのは、

自分の内側にある「セルフイメージ」や「常識だと思い込んでいる思考」が、

今までの状態に自分を留めようとしているからです。

ですから、そのような言葉は自我によってもたらされているというよりも、

自らが信じ込んでいるものによって引き起こされています。

 

生命の豊かな流れに抵抗するこれらを取り除くには、

自らの意思でこの抵抗を無くしていくと決意する必要があります。

そしてこの決意を実現するのも自我なので、

最初に書いたように「自我が自分の邪魔をする」と考えてしまうと、

自我のもつポジティブな側面を活用する事が出来なくなってしまいます。

自我を敵視する事は避けた方が良いのです。

 

 

 

 

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