妹の法子です。
FBでは既にご報告させていただきましたが、改めてこちらのブログでもご報告をさせていただきます。
姉 諏訪ゆう子は7月1日10時20分に旅立ちました。
2014年の3月末に大腸ガンが発覚し、1年3ヶ月の闘病生活でした。
周りには心配をかけたくない
治ってから後日談として伝えた方がみんなには安心して聞いてもらえる
自分自身も治った方の話を聞いて勇気と希望を貰ったから自分もそうしたいんだ
そして何より先々まで頂いているお仕事がある、
病気を公表してしまうと、主催者様やセミナーの受講生の方々に迷惑を掛けてしまう可能性があるし、
いくら自分が
「癌ですけど、大丈夫です!」
って言っても、動揺を与えて変に気を遣わせてしまうかもしれない
自分のセミナーは癌患者のセミナーではないのに、
癌という言葉のインパクトは強いから、
癌というだけでセミナーや講演での内容の伝わり方にブレを生じさせてしまう可能性があるのではないか…
その様な事を危惧し、
病気の事は殆どの方々にお知らせしないままこの様なかたちでのご報告になってしまった事をお許しください。
癌が発覚した時は、
既に肝臓に転移していました。
しかもものすごい数でしたから生存率も奇跡に近い確率でした。
お医者さんにも厳しい現実を言われました。
でも、医学的な確率がどうであれ、
生きるか死ぬか、
個人にとってはフィフティーフィフティーです。
そしてありがたい事に、実際に奇跡を起こした方が周りにいらっしゃいましたから、
ゆう子も「奇跡を起こす!」って本気で治すつもりでいました。
そして後日談として皆様にお知らせする気満々だったので、
治療中の写真も残っているのです。
諏訪ゆう子ですからね、
そんな写真もどれも笑顔なのです。
「神様、ゆうちゃんの苦痛をどうか私に分けてください!」
と隣で祈るくらいのつらい治療でしたが、
治したい!という目的の為に頑張ってきた姿ですから、
いつか機会があればその写真をみなさんに見て頂きたいですね。
ゆう子は「治っていないんだから公表しても誰にも希望を与えられないじゃん!」って言いそうですけど、
結果がどうであれ、目標に向かって頑張っている勇姿を家族としては見てもらって、
そして褒めてあげて欲しいのです。
身内からの報告なのにビシッとしまりませんね。
伝えることを生業にしていた姉と違い、言いたいことを上手くまとめられません。
ごめんなさい。
ただ、皆様に感謝を・・・。
もうそろそろだろうと主治医の先生から言われた時に、
どうしてもゆう子を逝かせたくなくて、
どうしても奇跡を起こして欲しくて、
「ゆう子に力を!パワーをください!」と私の知る範囲の方々へゆう子への応援をお願いしました。
そしたら全国から沢山のボイスメッセージが届きました。
聞かせると意識が殆どない状態でも反応してくれました。
それは本当に本当によく効くお薬で、最後までゆう子の力になりました。
メッセージを送ってくださいました皆さま、ありがとうございました。
最期は自宅での旅立ちとなりましたが、
自宅に往診に来てくれていた先生も看護師さん達も心優しい方々でした。
振り返ると癌が発覚して以来ゆう子に関わってくださった先生方はみんな愛のある優しい方々ばかりです。
感謝しています。
また複数回に渡る入院生活では、
治す!という同じテーマに挑む〝癌友〟の方々に出会い、
その絆は時間をかけずとも深ました。
先に旅立たれた方のご家族は、
遺族としての先輩だからと、
今も遺された私達を支えてくださっていて、
本当にありがたい限りです。
感謝したい事が溢れてきてやはりビシッと結べませんが、
最後に…
ありがとう
ゆう子が最後の最後まで呟いていた言葉です。
ありがとう
お世話になった皆様全ての方への伝言なのだと思います。
ありがとう
41年、長くはない生涯でしたが、
諏訪ゆう子を愛してくださりありがとうございました。
感謝を込めて
妹 諏訪法子